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舞台「夜明けのうた」


もう堂々と自分の趣味と言えるぐらいになった気がします。

今回は、お芝居、舞台の話です。

今年は新型コロナウイルスの影響があり、昨年に比べるとかなり少ないペースになっています。
それでも2020年で10種類ほどの舞台を観ているでしょうか。

生で観るお芝居は、とても素敵な時間です。
特に今年は春から数か月劇場に行けない期間があり、それを強く感じました。

「劇場」という非日常の空間が心を躍らせてくれます。自分の視界すべてが劇場の景色と舞台のセットになり、聞こえる音すべてが役者の声と舞台の音響になります。

始まる瞬間の静けさの中にある高揚感。
自分の視界いっぱいに広がるステージの上で進んでいくストーリーにただ集中し、
気づけば笑い、気づけば涙を流す。
人が目の前で、自分の身体と声だけで表現をし、かつ自分でないものを表現している。
安易な言葉しか出てこないですが、やはりすごいです。


(1)舞台出演の決定


そんな時にとても嬉しい知らせが飛び込んできました。

中村麗乃さんの舞台出演が決定しました。
「夜明けのうた」という作品に出演します。

舞台の公式HPはこちらです。

舞台の期間は2021年1月17日(日)~1月24日(日)
全11公演です。
初日から21日(木)までが1日1公演、22日(金)~千秋楽までが1日2公演。
場所は渋谷区文化総合セインター大和田 さくらホール
渋谷駅から歩いてすぐの場所ですね。


(2)作品について

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さて、「夜明けのうた」の原作はさすがに知りませんでした。
60年代の青春映画なのですね。
というよりも、1964年に大ヒットした「夜明けのうた」という楽曲が基になっていて、映画はその楽曲を主題にした青春映画とのことです。
最近「フラッシュダンス」というミュージカルを観たのですが、80年代のアメリカが舞台だったでしょうか。
時代も国も違いますが、何となく近いものを感じます。
青春ものはメッセージ性が強く、観ると自分も生きる力をもらえる、そんな作品が多い印象です。
「フラッシュダンス」を観た後も、舞台のエネルギーに圧倒され、自分の活力も湧いてくるような気持でした。

話を今回の作品に戻します。

今回、その「夜明けのうた」という60年代の映画を舞台化するのは「スーパーエキセントリックシアター」さん。スーパーエキセントリックシアターさんと中村麗乃さんと言えば、舞台「逆転裁判」と同じ組み合わせです。
舞台「逆転裁判」を通して今回の舞台出演につながったかどうかは全く定かではありません。ただ、それでも「何かつながりがあったのかな」と考えてしまうのがファンの性でしょうか。お芝居でも一つのつながりがとても大事だったりしますからね。
中村麗乃さん本人としても、「SUPERHEROISM」という作品に出演が決まったきっかけが2019年1月の「逆転裁判」だったというエピソードもありましたから。

参考:2020年1月18日 中村麗乃ブログ


(3)役柄について


そして、中村麗乃さんは今回の舞台で「千加子」という人物を演じます。
千加子は眼病で失明を予告されている少女。
主人公でもある典子が出会い、自分の進む道を探るキーとなるかもしれない役です。
原作の映画では松原智恵子さんが演じられています。
映画のあらすじを調べてみたところ、典子については人物背景などを多少把握できましたが、千加子についてはどういう性格で、どういうバックボーンの子なのかはあまり分からなかったです。
ただ、中村麗乃さんの舞台経験として、「逆転裁判」の綾里真宵だったり、「SUPERHEROISM」のチサだったり、明るいキュートなヒロイン役を演じてきている印象があります(SUPERHEROISMは観れていないので、あくまでパンフレット等からの印象です)。
そのため、今回はこれまでの役とはかなり違う女の子を演じることになりそうな感じがします。舞台のストーリーとしても、過去に経験していないようなものになるのかな、と思います。舞台に出る役者として見ると、新たな中村麗乃が観られると期待したくなります。


(4)注目ポイント


個人的に楽しみなポイントとしては、時代背景です。
私は1960年代に生きていたわけではありません。どのような時代で、どのような価値観で人が生きていたのかということを知りません。歴史ものの作品ならまだしも、60年代となるとリアルに生きてきた方もたくさんいらっしゃる時代で、その一方、青春映画舞台化のため出演者も若い方が多く、観客も若い世代が多いのではないかと思います。そのような中で、いかに当時の背景を感じられるかというところを期待したいな、と思っています。

また、スーパーエキセントリックシアターさんの舞台はあまり見たことがないので、三宅裕司さんが主宰ということもあり、楽しく明るく笑いどころが多いような舞台を作られているのかなという先入観を持っていました。こういうシリアスそう(?)な作品をどう作られるのかも楽しみです。


(5)最後に


舞台の幕が開くまではあと2か月弱。
社会の状況がどうなっていくのか分かりません。これから冬の寒くて乾燥する時期になりますし、状況次第では舞台が開催できなくなることも十分に考えられます。
お芝居を観るのが好きな自分としては舞台を観られなくなれば非常に残念ですし、今となっては推しの姿を生で観られる機会というのはとても貴重な機会です。
自分でどうこうできることではありませんが、1月17日に無事に幕が開き、1月24日の千秋楽まで公演が終えられることを願っていたいと思います。

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