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有観客でのアンダーライブ ~確かに満たされているこんな幸せな時間~

乃木坂46のアンダーライブが開催されました。
日程は12月18日(金)~20日(日)
今回は配信だけではなく、2月に行われたバースデーライブ以来となる有観客ライブ。
場所は日本武道館。
私は2日目に参戦してきました。
そして3日目は配信で鑑賞しました。
そのアンダーライブの感想をまとめさせていただきました。

1.ライブの概要

今回のライブは、2月にナゴヤドームで開催されたバースデーライブ以来の有観客ライブとなりました。
およそ10か月ぶり。
アンダーライブとしては2019年10月の幕張メッセ以来、およそ1年2か月ぶり。
ライブ中のMCでも各メンバーが口にしていましたが、本当にメンバーもファンも待ち望んだ時間でした。

2.「日本武道館」という場所

そして、ライブの会場に選ばれた場所は日本武道館でした。
日本武道館は、アンダーライブにとっても、参加するメンバーにとって思い入れのある場所だったと思いますし、ライブに参戦した自分にとっても特別な場所の1つです。

5年前、アンダーライブが初めて武道館にたどり着きました。
アンダーライブが目標としてきた場所に立った瞬間でした。
そして4年前の12月も武道館でライブを行っています。
寺田蘭世のスピーチは今でも鮮明に残っていますし、乃木坂46のスピーチ史上でも有数のスピーチだと思っています。
3期生はその頃はアンダーライブに参加していませんでした。しかし、日本武道館は3期生のお見立て会が行われた場所で、いわば3期生の原点の場所です。

そして、自分にとっても日本武道館は乃木坂46を応援している中でも特別な場所です。
上記の3つのライブはいずれも会場で観ていました。
私が初めて観たアンダーライブが5年前の武道館であり、そのことは今でも覚えています。ライブの熱量、一体感、そして予定調和をひっくり返すダブルアンコール。永島聖羅の卒業発表があって綺麗に染まるサイリウム。これがアンダーライブかと衝撃を受けました。
そして、何より3期生のお見立て会。あの場で3期生を見たからこそ麗乃ちゃん推しになり、今に至っています。


3.会場での運営について

その武道館でのアンダーライブ。
まず、ライブ会場の運営は非常に徹底されていました。
入場する際の検温と消毒、座席はすべて1席空け、お手洗いにも手指の消毒液をMC中は会場のドアを開けて換気し、退場するときにも消毒が行われました。
開催するために、多数の方が尽力してくれていると感じました。
また、声を出せないライブのため、代用として各座席にスティックバルーンが置かれ、観客が自由に叩いたり、曲のリズムに合わせて叩いたりという演出になっていました。


4.ライブのセットリスト

そこまで対策を徹底して行われたアンダーライブ。
今回のセットリストですが、本編はすべてアンダー楽曲でした。
1日目に20曲+「恋のメロディー」3曲。
2日目も同じく20曲+「恋のメロディー」3曲。
「恋のメロディー」を除く楽曲は、
1日目と2日目の共通曲が10曲、
1日目のみの楽曲が10曲、
2日目のみの楽曲が10曲、
という構成でした。
千秋楽3日目は過去2日で披露した全アンダー楽曲をノンストップで披露しました。
その中で、今回のアンダーライブ参加メンバー全員にセンターの機会があり、半分ほどの人数で披露する楽曲もあり、全員が目立てる演出があるライブでした。


5.ライブの感想

久しぶりに生で観ることができたライブでしたが、本当に満足度の高いライブでした。
開演するまでの空気感、照明が消えてOVERTUREが聞こえた瞬間の高揚感、自分の目に映るステージ。
全てに感激しながらのライブでした。

5-1.ライブの中心になった3期生

ライブを観て私が最も感じたことは、3期生の成長でした。
今回は6人の3期生がアンダーライブに参加しました。
伊藤理々杏阪口珠美佐藤楓中村麗乃向井葉月吉田綾乃クリスティー

特に、初めてセンターとしてアンダーライブを迎えた阪口珠美の印象が強かったです。
ダンスは加入の頃から3期生の中では一番でしたが、ライブのセンターに立ってダンスの輝きが今まで以上に増していました。ダンスが軽快で、手や腕の動かし方が綺麗で機敏だな、と。軽やかでキレのあるダンスはさすがでした。

そして何より、これまでダンスに比べると歌が不得手な印象を持っていたのですが、今回のソロパートでそれが一気に覆されました。「冴えないさなえちゃん」ではなく「叶うよかなえちゃん」でした。(「星の王女さま」参照)
阪口珠美に限らず、全員のパフォーマンスが昨年のアンダーライブよりも際立っていて、ついに3期生がアンダーライブの軸になったと感じた2時間でした。
(推しメンの中村麗乃については別記事に書きます。それだけで一記事書きたい。)


5-2.ライブを支える2期生

その3期生の成長と関係しているのか、ライブにおける2期生の立ち位置が大人になったな、と感じました。
今回のアンダーライブに参加した2期生は、
伊藤純奈北野日奈子鈴木絢音寺田蘭世山崎怜奈渡辺みり愛の6人。

これまでは1期生に支えられ、追いつけ追い越せでやってきて、ライブにおける存在感は大きくなっていました。
もちろんライブパフォーマンスでは中心にいますが、3期生の阪口珠美がセンターということもあり、それを支えているように感じました。

その中心にいるのは北野日奈子だったと思います。
新曲のポジションでは阪口珠美の隣に立ち、MCを回すことも多かったということもありますが、「たまちゃんがセンターで何の不安もなかった」とMCで言っていましたね。
後輩が中心に立つことで意識としても先輩感、大人感が強く出ていました。
その一方、全員の空気を一気に変えてしまうライブでの特殊アビリティは圧巻。センターに立つのが「アンダー」「日常」というインパクトが強い2曲であることを考えても、会場全体の集中力とギアを1段上げてしまう強さは北野日奈子ならでは。
(ちなみに、君僕の明るく見せる北野日奈子も好きです。)
逆に2日目アフター配信のMCでは、全員の頭のネジを1本飛ばしてしまう進行ぶり。
北野日奈子ならではの姿でした。

そして、3日目の配信を見ていて個人的にパフォーマンスで目を惹かれたのは山崎怜奈
この1年で新たな道を切り拓いてきた彼女から余裕すら感じられました。
ダンス、歌、表情。このところの活躍ぶりを象徴するようなライブパフォーマンスだと感じました。


5-3.ライブに欠かせない強い1期生

そしてやはりライブには欠かせない1期生。
アンダーライブに参加する1期生は樋口日奈和田まあやの2人だけとなりました。
相変わらずのダンススキルとぶっ飛んだMCで良い意味で変わらない和田まあやに対して、樋口日奈はもうアンダーメンバーのお母さん的な雰囲気でした。自分も忙しい中パフォーマンスをしっかりしながらも、後輩を見守って、支えて、フォローする。挨拶の時のMCも、2日目「恋のメロディー」後のMCも。いるだけで安心感が全く違う存在感でした。
だんだんと人数が減っていってしまっていますが、やはりずっとライブを作り続けてきた1期生は強いです。


5-4.アンダーライブ自体の変化

ライブ全体の印象としては、いろいろな良いところが組み合わさったハイブリッドなライブになったということです。

自分がアンダーライブを観始める前は、ブルーシアターやAiiAシアターで連日のライブを行っていたこともあり、熱量の強かったアンダーライブ。その頂点(1つの完成形)がおそらく1回目の武道館だったのではないでしょうか(有明も、もの凄いライブだったとはよく聞いています)。

そこから2期生ボーダー組がより頭角を現し始め、形になったのが東京体育館だと思っています。

その1年後から3期生がアンダーライブに参加するようになり、アンダーメンバー個々の活動も多くなり、アンダーライブのカラーも「選抜に対する」ライブというより、アンダーメンバーの個々を生かした新たなライブに変化しているように私は感じていました。

そして今回のライブが、3期生が入った1つの完成形になったのではと思います。
何度も書いているように、今回のセンターは3期生の阪口珠美でした。
1年前の岩本蓮加に続き、2度目の3期生センターです。
彼女は乃木坂46加入前、同じ日本武道館で行われた5年前のアンダーライブを観客席から観ていました。あの頃の熱量を知っている阪口珠美が中心に立ち、最終日にはノンストップライブというアンダーライブらしいパフォーマンスへの熱量を持ったセットリスト。その一方で、衣装だったり演出だったり、3期生が加入してからの華やかさもあり。様々な要素が融合して結実したライブでした。

そして何よりこのライブを素晴らしいものにさせたのは、ライブに対するメンバーの想いであるのは間違いないです。
楽曲の中で言えば、「日常」での北野日奈子、「風船は生きている」の落ちサビに向かう渡辺みり愛のソロパートなど挙げるとキリがありません。
中でも私としてはアンコール最後の「乃木坂の詩」が一番の熱量を感じました。

ライブができたことに対するメンバーの達成感と充足感に溢れ、いつものライブ以上に会場が一体感が生まれました。ライブを観ている自分としても、有観客でのライブを開催してくださったことへの感謝と、メンバーのパフォーマンスに対する感動が止まりませんでした。暖かくもあり、熱くもある、今までのライブで感じてきた会場の一体感とはまた違う感覚でした。


6.最後に

まとめると、
アンダーライブ最高!
この一言に尽きます。

いろんなことがあった2020年でしたが、最後にとても素晴らしいものを見せていただきました。
最後になりましたが、このライブを開催するために尽力してくださったたくさんの方に感謝したいです。本当にありがとうございました。
2021年がどうなっていくのかは分かりませんが、乃木坂46のメンバーの皆さんのライブがたくさん見られる1年になれば良いなと願っています。

次回は、このアンダーライブでの中村麗乃についてたくさん書きたいと思います。
今回の彼女は本当に凄まじかったと思っているので。

また読んでいただけますと幸いです。

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