私が毎回必ず読んでしまうメルマガと、その理由
メルマガって、むずかしい。私も会社のメルマガ原稿を書いた経験があるけれど、いかに開封してもらうか、読んでもらえるかを考えながら必要な要素を伝えるのは、たやすくできることではない。
いっぽう受け手側で考えると、やはり私もかなりのメルマガをスルーしている。さらには最近、身近なものをすっきりさせるべく、多くのメルマガ登録を解除した。
そんな私でも、届くと毎回読んでしまうメルマガがあったりする。今日はそれを紹介しつつ、その理由も考えてみたいと思う。
私が読んでいるのはWWD JAPAN.comの「EDITORS' LETTER」。
WWD JAPANは1979年に創刊された歴史あるファッション業界誌。そのWeb版として発信しているのがWWD JAPAN.comである。
この「EDITORS' LETTER」には9種類のレター(メルマガ)があって、私はいくつか購読しているけれど、なかでもつい読んでしまうのが以下の2つ。
▼「FROM OUR INDUSTRY」
▼「SOCIAL AND INFLUENTIAL」
この2つの大きな共通点は何かというと、どちらのメルマガもWWD JAPAN.com編集長・村上要さんが執筆されているということ。つまり私は、この村上さんの文章が読みたくて、毎回メルマガを開いている。
どうして読みたいのか?その理由を考えてみた。
■広告・PRっぽくない(ように感じる)
基本的にこの「EDITORS' LETTER」はレターというだけあって、中身もPRというよりメッセージ的。私だけでなく“広告っぽさ”を嫌がる人は多いと思うけれど、そうではない“読みもの”であること。まずはこれが大きい。
■トレンドの最先端が分かる
トレンドの移り変わりが激しいファッション&ビューティ業界において、その最先端をリアルに感じ、考えていることが伝わってくる。私自身はこの業界ど真ん中ではないけれど、トレンド情報は常にチェックしているので、とても参考になる。(世界の大きな流れも分かる)
■文章が読みやすい
■カジュアルで素直な意見(ギリギリも攻める)
文章はとても分かりやすく、カジュアルなトーンで読みやすい。(笑)もよく使われる。また自分の経験や考えを交えて、かなりストレートな意見を書かれている印象。この攻めている感じが、つい読みたくなってしまうのだなぁ。
■ボリュームがちょうどいい
私にとっては文章量もちょうどよく、するすると最後まで読み切れる。たとえば今朝のメルマガは1013文字、昨日は1272文字。noteもそうだけど、このぐらいがスキマ時間にはいいボリュームなのかも?
■プロ意識の高さやプライドがある
■愛がある
文章ににじみ出るプロ意識や、仕事人としてのプライド、そして業界や読者への愛。そういったものを強く感じる。文章には人柄が出るというけれど、結局ここに行き着くのかなぁ……と。
こうやって、自分が「読みたくなる理由」を分解して考えてみると、自分の文章にも活かせそう、もしくは活かしたいポイントが見えてきたりする。
メルマガは集客や販促など何らかの目的があるものだけど、必ず開いてしまう、中身を読みたいと思える信頼関係ができると強いなぁ。つくづく、そう思う。
それでは、また明日。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。よろしければ「スキ」やSNSでシェアしていただけると、とっても嬉しいです! いただいたサポートは書籍購入など、今後のnoteに活かすために使いたいと思います。