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ああ、過渡期のリモートワーク

働き方を変えるというのは、そうそう簡単なことじゃない。リモートワーク導入後、すぐにスムーズにいくほうが珍しいのではないだろうか。

うちの会社も、なにかと手探り状態。私は編集職として進行管理を担当しているので、週末の合間を縫ってスケジュールと進め方の練り直し。

正直言って、うちの会社のメンバーの年齢層は高い。36歳の私は最年少だ。ベテラン揃いの少数精鋭型企業、とでも言っておこうか……それもあって、今まではあらゆる面でアナログな進め方が守られてきた。


さてリモートワークともなれば、当然そうは言っていられない。しかも今回の緊急事態は命がかかっているのだから、何とか導入して進めるしかない。

私は幸い、ライターとしての活動やTwitter経由での交流などを通じて、リモートワーク用のツールにはそこそこ慣れていた。だからChatworkやzoomなどのツールを積極的に提案してみたり、一部メンバー間ではすでに導入している。

しかし、かかわるメンバーが多くなるとそうはいかず、ここには書けないような“大人の事情”もあったりして、私が思うようなリモートワークが実現できないのが正直もどかしい。

なにより「新しいツールは導入しないこと」が前提になっている(!)

だから、オンライン会議と言ってもメールでのやり取りだし、PowerPointやExcelのデータをメールに添付して確認し合って…みたいな、なんとも非効率な状態が繰り広げられている。深いため息が出すぎて呼吸が浅い。

こんなのzoomで話せば一瞬だし、画面共有で同時にデータをチェックして意見交換すれば終わるのに……

デジタルにうとい(取り入れようとしない)メンバーに手を焼いているのは、きっと私だけではないんだろうなと想像する。まさかのウイルスで急に「在宅勤務しろ!」と言われても、対応できない人も多いのではと。

私は新しいものが好きなタイプなので、こういった変化に抵抗は感じないけれど、そうでない人の気持ちも……まぁ、分からなくはない。苦手な分野、自分の守備範囲外の新しいことに対応するのは、やっぱり大変だ。

私だったら、たとえば「今日からアドリブでトークし続けろ、それがアイデア出しに効率的だから」と言われても、きっと猛烈に抵抗するに違いない(笑)得意/不得意、やりたいこと/やりたくないことは、人それぞれあるものだ。

だから、同じ仕事に向き合うメンバーには、やっぱりそういった配慮や、できるだけ寄り添う工夫も必要だろうと思う。「できないヤツはいらない」と切り捨てるのは簡単だけれど、そういう態度は回りまわって自分に返ってくる、かもしれない。

(それにしても、うちの会社の“大人の事情”は余計なんだけどな……)

リモートワークの流れは、きっと一時的なものではなく、これからも続き加速していく。だから、自分たちに合う方法を、自分たちに合うスピードで取り入れていくしかないのだろうと思う。手探りでも。

それでは、また明日。



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