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どこで出産する?後悔しない産院選びのポイント&私の経験談

赤ちゃんを授かったら、なるべく早めに決めておきたいのが「どこで出産するか」ということ。私は6年前に出産しましたが、経験上、そして周りの先輩ママの話を聞く限り、人気の産院はすぐに予約が埋まってしまいます。

このnoteでは、産院を選ぶ際に重視したいポイントをお伝えします。出産は人生の中でも大仕事!そして我が子と出会う最初の思い出にもなります。後悔しないよう、自分にぴったりの産院を選ぶための参考にしてください。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

出産する場所の種類

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まず、出産する場所として次のようなパターンが考えられます。

・総合病院(大学病院)
・産婦人科専門病院
・個人クリニック
・助産院
・自宅

選び方はさまざまですが、妊娠合併症や赤ちゃんの状態など、リスクのある出産を控えている場合は選択肢が限られます。そういった場合は、産科以外の科やNICU(新生児集中治療室)などが併設されている総合病院、大学病院を選ぶことになるでしょう。

妊娠経過に全く問題がなく母子ともに健康であれば、助産院や自宅での出産も可能です。なるべく自然に近いお産がしたい、一番リラックスできる場所で産みたいという人は、考えてみてもよいかもしれません。

とはいえ初めての出産であれば、まずは身近な病院やクリニックが候補となります。通えそうな場所のリストアップから始めてみてください。

通える距離かどうか

通う上で大切なのは、自宅からの距離です。出産までの約10ヶ月間、検診には何度も足を運びますし、陣痛や破水の後すぐに病院に到着できるかどうかが安心感につながります。地域によって差はありますが、およそ15~30分以内、もちろん徒歩圏内であれば理想的です。

私の場合、電車とバスを乗り継いで行かなくてはいけない病院を選んだので(車は持っていません)正直、毎回の健診がとても大変でした。さらに、産後しばらくは併設の小児科で予防接種を受けることになり、やはり通院の負担は大きかったです。

近頃は「セミオープンシステム」=通いやすい近所の産婦人科で健診を受け、出産は条件の整った病院で行うことも増えているようです。そうすれば通院の大変さや交通費を軽減できますし、自分の条件・希望に合った出産もできます。感覚としては里帰り出産に近い形ですね。

費用と満足度のバランス

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出産費用も大きなポイントです。妊娠や正常な出産は「病気やケガ」に該当しないため、健康保険が適用されず自己負担になります。費用の多くは公的な補助金でカバーできますが、自治体や産院によってはそれを大きく上回るお金が必要です。

私は地域でも有名な、充実したサービスの産院を選んだため、やはり平均よりも出産費用がかさみました。無痛分娩を選ぶとさらに+10万円ということで、費用面から諦めたほどです。

しかし、結果的には大満足のお産をすることができました。もし2人目を出産するならもう一度お世話になりたいぐらいです。産院選びは単純な金額だけでは比較できず、評判なども含めて総合的に考えるといいでしょう。

施設やサービスの充実度

施設やサービスの充実度も確認すべきポイントです。例えば、入院する部屋が個室か大部屋かで、出産直後の時間の過ごし方は大きく変わります。健診時も便利な予約システムがあったり、待合室が工夫されていたりすると、余計なストレスを感じずに済むはずです。

意外と満足度を上げてくれるのは入院中の食事。最近では有名シェフを雇ってアピールする産院もあるほどです。私の入院した産院でも豪華な食事がふるまわれ、お見舞いに来た家族も一緒に食べることができました。

また、出産前は「そんなのいらないでしょ」と思っていたヘッドスパやマッサージなどのサービスも、産後でボロボロな身体には想像以上に嬉しく感じました。清潔感もあって快適な産院だったので、赤ちゃんと一緒にいい写真が撮れましたし、安心して過ごすことができて良かったです。

出産・育児の方針やサポート

最後に大切なのは、医師や助産師さんとの相性、産院の方針が自分に合うかどうかです。小規模なクリニックでは主に一人の医師が最後まで担当してくれるため、相性がよければずっと安心してお任せすることができます。

私は比較的大きな病院だったので、検診のたびに違う先生が出てくることに少し不安がありました。「ちゃんと情報共有されているのかな」「この先生は頼りないな」と。いざ出産の時には信頼できる先生が担当だったので安心しましたが、大きめの病院だとそういったデメリットもあります。

産院によっては母乳育児、母子同室などを強く推奨する場合もあります。初めての出産・育児ですべてが手探りなママにとっては、極端な方針だとプレッシャーに感じるかもしれません。自分の考え方に合いそうかどうか、口コミや両親学級などで事前に確認できるといいですね。

最近はコロナの影響で難しくなっていますが、立ち会い出産ができるかどうか、家族のお見舞いが可能かどうかなども要確認です。また、希望によっては無痛分娩を行っているかも調べておく必要があるでしょう。

おわりに

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今回は私の経験を交えつつ、産院選びで意識したいポイントを紹介しました。実際は「産んでみないとわからない」部分もありますが、まだ時間があるのなら、できるだけ自分が納得できる産院を探しましょう。「ここで産んでよかった!」と思える出産になりますように。


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