ADHDかもと思って精神科に行き半年間薬を飲み続けた結果
社会人になってかれこれ8年目。
元々「なんで皆が出来ることが自分にはできないんだ?」と思うことがよくあったが、
店舗勤務から本社に異動して事務作業が増え、そう感じることが更に増えていった。
そしてある日限界を迎えて、精神科に行った。
ADHDの検査を待たずに、半年間薬を飲み続けた。
薬を処方されるまでと、
処方後にどのような変化があったのか、
自分の備忘録としても記しておく。
きっかけ
私には以下のような悩みがあった。
・昔から何をするにも考える時間が多く、手が動かない
・単純作業は好きだが、考えて進めることは苦手
・片付けが下手
・複数のことを頼まれると頭がパニックになる
・順序立てて説明することが苦手
・会議では話の展開を追うのに精一杯で、内容を理解できていないことが多い
・新しいことに挑戦するハードルが高い
こういった悩みがADHDの特徴と似ていることから、もしかして自分はADHDなのでは…?と思うことが増えた。
気持ちが不安定に
皆が簡単にできる仕事が自分には出来ず、
注目されるのが恥ずかしくて辛かった。
また、仕事の手際が悪く残業をし続けてしまっていた。
上司は毎日「残業大丈夫?」と心配してくれたが、それが自分にとってはプレッシャーになっていた。
日曜日の夜には眠れなかったり、
訳もなく涙が出る日々が続いた。
ある日、出社が怖くなった
ある日、通勤中に手が震えて仕事に行くのが怖くなった。
涙が出そうになるのを必死に堪えて、電車から降りた。
もう今日会社へ行くのは無理だと思って、
休んでその日の内に精神科に行った。
ADHDの薬を飲んだ
初診では問診をしてもらい、ADHDと似ている症状があるので、薬で様子を見ましょうと言われた。
薬は合わない人もいるので、吐気など身体に異変があったらすぐやめて下さいと言われたが、14〜15時あたりに来る物凄い眠気以外は変化がなく、その後飲み続けた。
(眠気には1ヶ月くらいで慣れた)
ADHDの薬は高価
薬は「インチュニブ」という錠剤を1日2錠、夕食後に飲む。
値段がかなり高く、経済的に飲み続けられるか不安だったので相談したところ、
役所で許可が降りれば薬の金額を何割か負担してくれるんだそう。
但し診断書が必要との事で、(条件は地域によって違うらしい)後ほど記載するがADHDの検査を受けることにした。
薬を飲んでからの変化
結果としては、薬はもの凄く効果があった。
具体的には以下のような変化があった。
・作業にかける時間が減った
・プレゼンなどで過度に緊張せず、落ち着いて話せるようになった
・マルチタスクにある程度耐えられる
・コミュニケーションが取りやすくなった
・会議のスピードに追いつけるようになった
・新しい仕事に取り組めるようになった
・焦りやイライラが減り穏やかでいられる
今や私の生活にこの薬は欠かせない。
ADHDかどうかはまだ分かっていないが、
結局似たような症状があったので効果が出ているのだと思う。
本当にADHDなのかどうか
ADHDの検査は予約が何ヶ月も先まで埋まっており、ようやく今月検査を受けることができた。
IQテストの様な検査を受けて、2時間近くかかった。
来週結果がでるので、それは別記事で書こうと思う。
半年間薬を飲んで思ったこと
自分がADHDかどうかはともかく、似たような症状で悩んでいたら、個人的には精神科に行った方が良いと思う。
もっと早く気づけていたら、社会人生活がもっと楽だったかもしれない…と少し後悔しているからだ。
それと私は根底に「迷惑をかけたくない」という気持ちがあって、友人や職場の人に悩みを話せなかった。
なので精神科の先生に自分のことを話せてとてもスッキリした。
悩んでいる人は、まずは話だけでも聞いてもらいに行っても良いと思う。
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