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米国の音楽売上高、2023年上半期は過去最高の1.2兆円

はじめに

みなさん、こんにちは。
興味深い記事がありましたので、ご紹介がてら要約していきたいと思います。
記事名は「米国の音楽売上高、2023年上半期は過去最高の1.2兆円」。

記事要約

米国の今年上半期の音楽作品の総売上高が過去最高の84億ドル(約1兆2400億円)となったことが分かった。前年同期比9.3%増となり、9年連続で増加。売上高増の最大の要因は有料サブスクリプションで、ストリーミング売上高の78%を占めた。

米国で最も人気な音楽の消費形態は、ストリーミング。
ストリーミングの売上高は前年同期比10.3%増の70億ドルで、音楽作品全体の84%を占めた。有料ストリーミング利用者数は、今年上半期で11%増加。音楽ストリーミングにお金を払う人の数は、過去5年間で倍以上に。

レコードやCDといった物理メディアの売上高は前年同期比5%増の8億8200万ドルと、2013年上半期以来の高水準。
レコード盤は相変わらず人気で、売上高は6億3200万ドルに達し、物理メディア全体の72%を占めた。

デジタル音楽のダウンロード売上高は減少。前年同期比12%減の2億2500万ドル。デジタルアルバム売上高は同12%減の1億700万ドル、個々の楽曲の売上高は同14%減の9700万ドル。音楽作品売上高にダウンロードが占める割合はわずか3%。

米レコード協会のレポート全文:
https://www.riaa.com/wp-content/uploads/2023/09/RIAA-Mid-Year-2023-Revenue-Report.pdf

まとめ

米国では、サブスク(ストリーミング)の人気がさらに増加。
フィジカルだとレコードが人気!一方、ダウンロード販売は低迷。

最後に

日本も米国を追う形でサブスク(ストリーミング)がさらに伸びていく形になると思いますが、米国は2030年頃にはサブスクの成長が落ち着くという予想もあります。
いわゆる音楽に興味のある顧客にサブスクが浸透した後どうなるかが気になるところ。音楽に関心のない層をいかに取り入れるかが今後のキーかもしれません。
また、もしかすると、サブスクに変わる「音楽を聴く新たなサービス」が現れる可能性もあります。
現在、TikTokやYouTube Shortsのように音楽を利用して楽しむサービスも台頭してきていますし、今後の音楽サービスの変化からも目が離せません。

今回はここまで。

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