自堕落・体たらく・でも、飯は食う。

どうも、琴線の触れるものや作品を見ないとNote書く気にならない自称プロ”字”堕落者の丸山です。

長く続くコロナ渦で4回生秋の講義もオンラインになり腐ってしまいまして、最近は平日怒涛のアルバイト、休日昼起き引きこもりYouTuviewer=YouTubeを見る人(今作った造語ww)になってしまっています。そんな中でもやる気が出る休日なんかには映画の一つや二つを一日中かけて見るのです。最近はもっぱら洋画ばかり観ていたのですが、今日は元カノと付き合っている時にフルで見損ねた”劇場”という作品を一人悲しく鑑賞しました。製作があの吉本ということで又吉ズブズブやなぁみたいな感じで見る前に少し萎えたのですが、作品自体はすごく僕は好きな感じでさすが又吉先生だなと感じました。序盤はひたすらに松岡さん演じるさきちゃんが、可愛いことこの上なしって感じで悶えてましたね。多分、女性からしたらいけすかないのだろうけど、ああいう女の子めちゃ好きです。ちょいバカな感じで可憐な感じのやつ。それに反してヤマケン演じるナガ君は、絵に描いたようなクズっぷり。ああいうクズを見ると、普段の自分のクズっぷりが真面目に見えてくるほど。ナガ君は演劇を理由に定職につかず、大学生のさきちゃんの家でひも生活を続け喧嘩したり仲直りしたりしていくんですけど、そのまま結構な歳月が流れてしまいます。喧嘩・仲直りの描写ごとに服装が夏服やったり冬服やったりしていて、観ている方も時間の変化を感じ取れました。ナガ君はこれでもかというほど、さきちゃんを振り回して傷つけては、甘えたりの繰り返し。ある時さきちゃんが変わらない現状に疲れ、酒に溺れてしまっていることをナガ君が気づいた頃には、さきちゃん27歳(大学卒業したんかな?)。この辺のシーンの松岡まゆがまじで名演だと思いました。序盤とのギャップがすごい。すごく人間として堕ちてもうてます。感情剥き出しにするシーンで一気に引き込まれましたね。それからもどんどんとサキちゃん堕ちてしまい、ついに一人焼酎を始める始末。個人的な見解ですけど、人間たるもの家でソロ焼酎やり出したらやばいと思う。ソロ焼酎勢すまぬ。そんな中でも軽い心配はするけど、すごく救うわけでもなく軽くほったらかしにする山崎賢人。途中、役の責任やのに山崎賢人に腹立ってました。まあ全部、内容ゆうてもって感じやし、知らん間に低レベルな読書感想文みたいになってしまっているのでここらへんで内容については終わり。

僕はこういう登場人物が堕ちていくストーリーが好きです。何なら少し憧れを抱いてしまうほど。これは全然理解されませんし、ある友達からはやめときな〜と言われたりします。でも、人間失格とかジャンルは違うけど日本で一番悪い奴らとかの堕落っぷりがめちゃめちゃ好きなんです。すごく人間らしいと思います。確かに、ある主人公が崖っぷちから這い上がったりしていくヒューマンサクセスストーリー的な展開もすごく人間らしいし夢があると思います。でもこのヒューマンアンサクセスストーリーな感じの方がよりリアルというか、誰にでも起こりうる感じがして僕は物語に入り込みやすく感じます。あとこの自堕落っぷりを反面教師にできる部分も魅力的かも。僕なんかは夢追い人なんで尚更。現に自堕落からの第一歩(Note更新)ができたので、こういった主人公がダメダメな作品にはすごく感謝。


ナガ君みたいな夢老い人にならぬ様に精進しませう。

8/29

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