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言葉のおもちゃ箱

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ブリキのロボット

ブリキのロボット

出逢って 光って
灰になって
そしてそれから
蝋になって

こんな世界じゃ
優しいなんて
足枷にしかならない

桃色の温度

光の矢を放て

めでたい肉を
啄みながら

指も届かないところへ
君の心も届かないところへ
僕ならいけるよ

ふたりだけには
もったいない贅沢なことをしよう


きみとぼくがつくるこの空間は
きっとぼくよりきみに溺れている


恨みなど捨ててしまえばいい
恨みは

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ぬいぐるみ

ぬいぐるみ

さあこの夜が明けたら
力強く生きていこう

見つめられた日は切なくて
その次の日はきみに会いたい

「 好き 」
君に対する感情は
そんなに純粋ではないよ

イタズラな星に
いじわるされてしまえばいい

きみの罪は軽いさ
僕の羽根よりももっと

飛行機を見つめる目で
わたしを見ないで

まだ見ぬ世界を
知りたいから
瞳を閉じるの

冷たい風が君との間を
通り抜けないように
腕を組んだ

溢れる涙に

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言葉のおもちゃ箱って?

言葉のおもちゃ箱って?

携帯の中のメモに
きゅうきゅうになって苦しんでる
言葉たちの新しいお家になる
『言葉のおもちゃ箱』

皆さんに言葉を楽しんでほしい

言葉が言葉の意味を越えて、
皆さんの感じ方で言葉が言葉になることを、
楽しんでほしい

私にとって詩は、深い意味もなく、
言いたいことを完璧に理解してほしいと思って作っていません

ただ直感で、浮かんでくるものを
ぽん、ぽん、と気持ちよく並べて
ある程度大まかな形に

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