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旅行記⑧ ドイツ 2

ケルンは4日間いたが、正直観光だけなら2日も入れば十分だった。ただ、体調が悪かったため、ケルンではのんびり出来たのは良かった。ここまでは、毎日動き回っていたので、観光スポットに行かず、ただ意味も無く街をフラフラすることの楽しみを忘れていた。この街は、観光スポットは少ないが、治安は良く、比較的馴染みやすい。宿の住民も良い人でよかった。この日は夜行電車でベルリンに向かう。まだ、体調が戻らない状態での夜行列車は正直バカでしかない。23時発だが22時には駅の店は閉まるので、寒さに耐えながら電車を待つ。電車が到着し、中に入ると車両には4人しかいない。夜行列車なので、電気が消えると思っていたが到着まで電気が消えることは無かった。明るい状態では、中々寝れないので、横になる。すると、咳がとまらなくなる。体調が悪くなってから1週間ほどたつが、咳だけは治らない。水を適宜飲み、誤魔化しながら横になっていると気づいたら3時間ほど寝ていた。ここで困ったのが、途中止まる駅が分からないことだ。ベルリンの到着時間は分かっていたため、それを信じて乗っていると、時間過ぎているのにもかかわらず、ベルリンにいないことに気づいた。この時は、通過したかまだ到着してないか分からず不安だったが、暫くするとベルリン駅に着き、安心して電車から降りた。ベルリン駅に着いたのは6時前で空いてる店は少なかったが、良さそうなカフェに入った。席に座ると、横に金髪美女が座った。すると、若い男性がその人にナンパし始めた。男は電話番号を渡し、立ち去った。スマートにナンパできる人は、かっこいいし羨ましい。勉強になる光景だった。店を出たが7時前なので、まだ観光するには早かったため別のカフェに入る。このカフェは、マフィンがおいしく居心地も良かったため1時間いた。外は寒いため長く居たかったが、混んできたので店を出る。ここで改めて駅を見回した時、複雑な構造をしているのに気づく。ガラス張りの外観で、巨大なドーム構造で作られている日本ではあまり見ない特色の駅だ。開放的な屋根は、日本だと京都駅や金沢駅がある。ベルリン中央駅は、これらの駅とは違い、ホームが地上と地下で立体的に交差しており、開けた駅舎はどこに居ても高架ホームと地下ホームを見ることができ、利用者が行き来しやすくなっている。日本の都市部の駅は初見殺しの駅が多く、利用者目線で作られているとは言えないが、欧州の駅は移動がしやすい駅が殆どで、駅内で迷う事はこれまで無かった。駅を出ると変わった外観をした建物がある。

ベルリンは特に個性的な建築が多い都市で、飽きることが無かった。長くなったのでベルリンは、2つに分ける。

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