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むっつりスケベ

この時期はお腹が空くとおもむろにりんごを手に取って丸かじりするアメリカンスタイルで生活しています。

Jazzという種類のニュージーランド産りんごを常備しているんですよ。ええ、アメリカ産ではありません。サイズが小ぶりで片手でガジガジかぶりつくのにちょうど良いんです。

さて、話題になっていますがXで他人のいいねが閲覧できなくなりました。

特定のユーザーのいいねした履歴や、特定のポストにいいねしたユーザーが不明に。

もちろん自分のポストにされたいいねは通知されますが、Android端末のアプリでは、特定のポストにされたいいねは一覧できなくなっています。
※Webブラウザ版やiOS版は閲覧可能。またWebブラウザ版の「ポストのエンゲージメントを表示」からも確認できるようです

プライバシー保護の観点からとのこと。

同族・同趣味・同意見の人探しに結構役に立つ機能でしたが、これにより、いいねするモチベーションは、そのポスト投稿者に対して「読んだよ」「興味を持ったよ」「共感したよ」「そうだそうだ」といったアピールをするという点と、自分へのおすすめフィードの精度向上の二点に絞られる感じになったでしょうか。あくまで一対一のやり取りで完結し、その結果がパーソナライズドされるデータに反映する。

もともと公開前提で提供されていた機能ですから、プライバシーもなにもあったものじゃないという声は当然のようにあがっている様子。機能的な魅力は半減したようにも思います。

もちろん過去には、一定程度の知名度や公の立場のある人がとんでもないものにいいねしているといったことがクローズアップされて話題になったりすることはありましたので、そういったごく少数のサンプルに対しては有意義な改変でしょう。また、ニュース記事では、非公開に変更後、いいね数が増加傾向にあるということでした。仕様変更テストによる一時的な増加もあるでしょうけれど、これまでコソコソいいねもできずにエロポストを覗いていたむっつりスケベたちがこぞって動き出したのだとしたら、機能の方向性を大きく変えたことにより新たなニーズを掘り起こしたということにはなりますね。

イーロンマスクはとにかく現場に介入しています。X以外の事業については詳しく知りませんが、ことXに限っていうと明らかに過剰。

トップが自ら作り出したサービスのことを考えて、実装レベルまで介入するというのは一概にすべてが悪いわけではありません。トップこそサービスへの想いが詰まっているものであるべきですし、誰よりもサービスのことを考えているべきですから。しかしながら、イーロンのXは買収したものであり、手にした時点でいちサービスという枠組みに収まるようなものではなかった。巨大なインフラ化している、ある意味公共のシステムであったという点を考慮すると、それは大きな問題になり得ます。

ここで触れるまでもなく、サービス名の変更を筆頭にさまざまなサービスの改変が行われてきていますが、彼自身の独善的な判断によるトップダウンの決定は公共物の私物化と言えるでしょう。

つまり、むっつりすけべのイーロンは、常日頃エロいポストをいいねしたいけど恥ずかしいから、いいねを非公開機能にした。これが真相です。

信じるか信じないかは、あなた次第……。


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