災害対策で思うこと

大雨で警戒本部や対策本部が立ち上がり、夜中の出動や夜勤のまま翌日勤務などきつい7月でした。

役場職員は当たり前ですが、24時間公務員です。

私はおかげさまで、夫の助けは得られなくても、実母の応援があるので、日頃も、いざというときも勤務が可能です。

それでも、やはり夜中に子どもを起こして出動したり、ずっと帰られないときは、さすがに参ります。

親御さんの応援がない場合、仕事と育児の両輪は大変です。

実際、一昨年、昨年と2人の優秀な女性職員(部下)が退職しました。

理由は家庭的な事情でしたが、災害時の勤務が負担になったことは間違いありません。災害対応は2人の環境を考慮し、可能な範囲で対応してもらったり、夜中の対応は私や他の職員で回したりしましたが、災害時に協力できないというのが苦しかったと言われました。

そんなの、お互い様よ、私もそうやってみんなから助けられて、今があるのだからと話しましたが、難しかったようです。

私は育休明けのときは、先輩方の計らいで残業のない部署に引っ張ってくれたり、災害対応も子どもがいるからと配慮してくださり、それに甘えました。彼女達は、そういうことをよしとできなかったのでしょう。でも、本人の考え方もあるけど、そのように頑なにさせた私達にも原因があると思います。

いつも思うのですが、小さな子どもを抱える職員は、災害時、子ども同伴出勤を可能にしてほしい。

幼い子どもを家に置いて、勤務できません。

共働きがほとんど、核家族がほとんどの世の中です。

そうしないと、人材損失、災害の対策なんてできなくなります。

議会でもそういった一般質問があったようですが、管理職や特別職は子育てを卒業しているので、取り上げられなかったようです。

じゃあ、私が行動を起こせばーと思いますが、自分のこととなると、正直動けません。

私が総務課長になったら!、成し遂げたいと思います。

今は、よその課は家庭環境なんか考慮してたら、配備の順番が回せないとのことですが、私は今までと変わらず、配備職員の家庭環境、体調などを考慮し、災害対応したいと考えます。

せっかく縁あって、入庁したのですから、自分の新たなる夢ができたり、よほどのことがない限り、最後まで勤めてほしい、私は部下のみんながそうできるようにしなければ、と思います。

職員は住民でもあります。

部下のみんなを大切にしたいです。




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