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C18覚悟を決めて…食べる

さて、今夜のお米の仕上がりはどうだろうとコッフェルの蓋をとると、なんとつやつやした仕上がりのマッシュルームご飯が湯気の向こうに見えました。別名、西洋マツタケご飯です。匂いはまったく、おいしそうです。最後の確認は、舌で確かめるしかありません。その美味しそうなご飯の香りに負けて、まずスプーンでご飯を味見しました。久しぶりのご飯の味にテンションが上がります。勢いでマッシュルームのようなキノコもすくって、食べてみました。香りは日本のマツタケには及ばないものの、味はほのかにマツタケのうまみが口の中に広がります。間違いない、これはマッシュルームです。

その目の前の西洋マツタケご飯ができたこともうれしいですが、通勤路に食材が生えている。つまり飢える可能性が低くなるということは、ホームレス同然の生活をしてきた人間にとっては希望の光です。帰る家がある。食べる物がある。胸を張って仕事できる職場がある。この状況に出会えた自分は幸せです。たった一つのイギリスのアドレスから道が広がりました。やはり、生きるとは前進することが大切であると再確認しました。

毎日、静かで落ち着いた生活を送っています。大きなリンゴ林の横には、私が大好きな西洋梨(pear)の相当広い林も見つけました。もちろん、鈴なりの西洋梨を職員特典ということでどっさりもらって帰りました。もう職員特典のオンパレードで、ブラックチェリーも出勤前と帰宅するときに空き缶に入れて帰りました。ああ幸せです。旅っていいなぁ~などとお気楽にしていました。ただし、次の試練がもうすぐそこまで来ていたことを知らずに…。


農園への通勤途中で毎日拾った(?)食材:左から西洋梨、プラム、マッシュルーム、リンゴ

マッシュルーム(西洋松茸)と松茸の違いについて

マッシュルーム(西洋松茸)と松茸は、見た目も味も異なるキノコですが、どちらも料理に使われる人気の食材です。

マッシュルームは、ヨーロッパをはじめとする多くの国で広く栽培されているキノコで、白くて丸い形をしています。風味は柔らかく、ほんのりとしたナッツのような香りが特徴です。食感は滑らかで、炒め物、スープ、サラダ、ピザなど、様々な料理に使われます。栽培が容易であり、年間を通じて安定して供給されるため、価格も比較的手頃です。

一方、松茸は、日本、韓国、中国などで自生する高級キノコで、秋の味覚として知られています。傘が開く前のつぼみの状態で収穫されることが多く、独特の香りと風味が特徴です。香りは強く、風味も濃厚で、炊き込みご飯や土瓶蒸し、焼き物など、松茸の香りを活かした料理が多くあります。松茸は栽培が難しく、主に野生のものが収穫されるため、価格は高めです。

これらの違いを理解し、適材適所で使い分けることで、料理の幅が広がります。マッシュルームは手軽に手に入るので、日常の料理に使いやすい一方で、特別な日の贅沢な一品には松茸がぴったりです。それぞれのキノコの特徴を活かして、様々な料理を楽しんでみてください。

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