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45 ルールとの付き合い方

現代社会を生きる人間としてルールは避けて通れないものです。
今回はこのルールとどのようにお付き合いしていくべきか?
という記事を書いていきます。


ルールとは?

ルールとは、シンプルにわかりやすく言うと

  守るべき約束です。

これを破ったら危険ですよという事です。
例えば、車は左車線を走りますが、突然右車線の車が前から来たら人命にかかわる問題になるかもしれません。
同じように、赤は止まらなくてはいけませんが、赤でも止まらない車が多くあれば交差点での事故は避けられないでしょう。

こうして、人々を守る為にルールが存在しています。
ルールを破ると、自分を守るべきものもなくなってしまいますよ。という事です。法律や社会のルールの他にも学校や家庭のルールもあるでしょう。

多かれ少なかれ、ルールとはだれかを守るために存在していて、何かを抑制するためのものではありません。
今ハマってる漫画、キングダムで言うと『”法”とは願い!』です。
国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ。
と書いてあります。
これは結構本質的な所です。
ただ守るだけではなく、こういう社会になってほしいからここだけは守っておけば。というポイントを示して、それ以外の部分での多様性や個性を認めているという事になります。
正しく扱えれば、多くの人を束ねて全体としてのまとまりを出しつつも、それぞれの文化や思想を尊重した素晴らしい仕組みになる訳です。

まとめていくと

  ルールとは多くの人をまとめる全体的なビジョンを描き
  人々が共存して繁栄するための要点をまとめたもの

と言えるでしょう。
家族レベルの小さなコミュニティから学校や会社や国など、どれに照らし合わせても成立するかと思います。


ルールの破り方

どんな人間も多かれ少なかれルールを破った事はあるでしょう。
家庭であれば門限、学校であれば校則、日常生活であれば交通ルール、会社であれば労働基準法。
それでも咎められない人が多いのは、ルールには実は破り方が存在しているからです。

一番わかりやすい破り方は

   暗黙の了解です!(不文律ともいう)

どういう事かというと、既にみんなが破っていてそれ自体がスタンダードになっているものです。もう少し掘り下げるとルール自体が今の時代に合っていない古いルールになっていると言えるでしょう。

例えば、女子高生が短くするスカートは校則違反となっている事が多いと思いますが、暗黙の了解でやっている人は多数います。
面白い事に地域差があるので、周りに溶け込むかどうかも含めて暗黙の了解になっているかなと思います。
(とくに日本人は個よりも集の人が多いので)

会社でのサービス残業も未だに多くの社員が暗黙の了解でやっている場合が多いでしょう・・・

交通ルールでも深夜の誰も通っていない信号なんかは赤信号無視は良くされていると思います。日中はやっていないとは思いますが、ルールが絶対ではなく、自分を守るものと考えたときに、安全の確保が出来ていれば破っていて誰にも迷惑が掛からないのであれば大丈夫という心理が働くのでしょう。

エスカレーターなんかは関東と関西でルールが違いますね。おまけにエスカレーターは歩かないでくださいというルールに関しては、急いでいて迷惑が掛からなければOKという暗黙の了解の上で咎められることがありません。
しかし、一度事故が起これば何かしらのルールは重い軽い関わらずあなたに罰を与える事になるでしょう。罪に大きいも小さいもありませんが、少なからず人間は勝手に大小を決めてしまっています。

政治的な事を書くと収拾がつかなくなりそうなので、実体験をもとにルールの破り方に繋がる経験を書いていきます。

ポイントは先ほどの暗黙の了解・不文律です。

僕の通っていた中学校では頭髪自由化がされておらず、中学校の男子は全員漏れなく坊主でしたw
今聞いたら『えーー!』って思われそうですが、20年前ですら少し遅れていたと思います。他校では認められている。そして社会的にも遅れて来た
『謎の校則』『生徒の願い』この二つをぶつけて学校のルールを生徒が変えたという革命的な出来事でした。

そもそもなぜ!?坊主頭じゃなくてはだめなのか?
この質問に対して当時の先生達の回答に納得できる生徒は少なかったと思います。このなぜ!?という発想を多くの生徒が共有していて
変えたい!という願いが叶ったのが頭髪自由化でした。

髪は伸びるもの!
しかし伸びる長さも個人差があり、人によっては1か月で校則以上の長さに伸びてしまうし、そもそも坊主頭じゃなきゃいけない理由なんか誰も理解しようとも思っていません。もともと坊主頭だった一部の生徒を除き、中学生になった瞬間に全員坊主頭・・・
入学式はなんだか皆少し恥ずかしい気持ちだったのを覚えています。。。

こうした謎のルールを見直して、自らの手で変えたという経験はその後の人生においてもとても良い影響を与えていて、ルールだからしょうがない!
ではなく、このルールは本当に必要だろうか?
という疑う・考える視点が身に付ける事が出来ました。

これはあらゆるルールの策定時の他、自体に合わせて変えるべきという当たり前の感覚を持つ重要な経験でした。

ルールの破り方のポイントとしては

  ❶ ルール自体を変えてしまう(変える事が可能な事を知る)
  ❷ 暗黙の了解になっているものは変えやすい
  ❸ ビジョンを共有する
  ❹ 味方を見つける

ざっくり4つです。
まずはルール自体は変えても大丈夫という事を覚えて置きましょう!
もう少し言うと、新しいルールを足しても良いのです。
会社設立時に社長がルールを定める様に、個人でもマイルールなどを持っている人はいると思います。あなたのマイルールはあなたを貴方たらたらしめるものであるのです。ルールが変わる事であなたも変わる事が出来るはずです。国家の法律は国が変わる事も合わせて覚えて置きましょう。

暗黙の了解になっているルール破りは、時代遅れのサインです。
ルールを削除・調整・新設しましょう。人によってはルールを破る事に罪悪感を感じます。無駄なルールに罪悪感やストレスを感じるのは良い事ではありません。そういった無駄なルールは無くするか調整が必要でしょう。

ビジョンを共有する事でより多くの仲間が集まり、ビジョンの改善や新しいルールへの実行力へと繋がります。
暗黙の了解は多くの人が不便だと思っている謎ルールなので、あなたのビジョンに共感してくれる人も増える事でしょう。

個人の力はたかが知れています。
しかし人が集まれば、ひとりでは出来なかった多くの事が出来る様になります。あなたが先頭を切っても良いですが、火種を投下するだけでも良いです。反乱的な意味ではなく、より良い未来を作る為には、未来に合わせたルールの見直しや改善は必須です。

国・会社・学校・家族
それぞれがそれぞれのルールを持っていますが、あなたが望む未来にするためにはあなた自身の行動が少なからず影響を与えている事を忘れないでください。

小さな影響化もしれませんが、法治国家・民主主義において多くの人の願いの積み重ねがゆっくりと自分たちの理想の未来を形作っています。



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