【起業ノウハウ読解】一戸建て賃貸⑴地域の選定

はじめに

　賃貸不動産経営管理士として、起業者を対象に「一戸建て賃貸」について明らかにするべく全７回の連載をいたしました。
　続編となる本稿では、一戸建て賃貸について、起業者がどのように一戸建てを賃貸物件にしていくのか、具体的な事例を交えながらハウ・ツーを掘り下げた連載をいたします。
　記事にする地域は北海道旭川市ですが、一戸建て賃貸業として、東日本でも共通するスキルとなるので、読後はご自分の地域にあてはめていただき、何かと試していただきたいと存じます。

有料記事として

　新規起業者にノウハウを伝授することをテーマとしています。
　書き下ろしのため、取材や資料構成に時間がかかり、不定期な更新になってしまうことをご寛恕ください。
　そして、起業しようとする気概のある方に読んでいただくため、有料記事とさせていただき、お金を払ってまで読む価値のある情報になるよう努めますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

一戸建て賃貸のビジネスモデル

　本編その１～７において申し上げた項目をおさらいします。
①４ＬＤＫ以上の賃貸物件は僅少であるため、過当競争がないこと。
②空き家問題を背景としているため、相続物件の取得がしやすいこと。
③世帯を対象としているため、20年後の人口減少社会でも需要があること。
④自前で施工するため、華美のない適切な賃貸物件となること。
⑤収益還元率20％を達成できるので、５年でモトが取れること。