皮膚に化粧品成分って浸透するの?
化粧水成分がナノ化されているので、肌に浸透!!効果抜群!!
などといった謳い文句を見聞きしたこと、ありませんか?
その昔、私は思っていました。
成分が肌に浸透するなんてありえない!むしろ浸透するなんて怖い!
無知な消費者を馬鹿にした宣伝文句!!悪!!
今聞かれたら、分子量500~300以下くらいの成分なら多少浸透するよ、ものにもよるけど。って答えてます。
分子量ってなかなか皆さんには馴染みがないと思うんですが、有名な成分でいうと
水=18
塩素=71
ヨウ素=106
などがあります。
まずは水、これも立派な成分です。お風呂にずっと浸かっていると肌がふやけてきますよね?これは皮膚に水が浸透しているからです。
次に塩素、ハイターとして消毒や脱色などに使いますよね。これもうっかり手で触ってしまうと洗っても洗ってもずっと手から匂いがするという経験をしたことないですか?あれ、浸透している証拠です。
最後にヨウ素、イソジンやヨードチンキの主成分です。塗ったまま放置していて色素沈着したことないですか??これも浸透しているからです。
分子量がどれくらいまでだと浸透するのか?については、まだまだ結論がついていませんし、1/100が浸透したら浸透した、とするのか、1/1万でも浸透は浸透!とか、人による、性別による、年齢による、皮膚の場所による、など条件は無限にあるので、私個人としては、分子量500くらいから300以下だと比較的浸透すると思っています。
もちろん親水性、親油性など他にも条件はたくさん。
その話は、また別の機会にできればと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?