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小説投稿から電子書籍に変えて気づいたこと

2010年ごろから細々とやっていた創作活動。初めは「小説家になろう」で小説を投稿していました。
それから「アルファポリス」に移ったり、「NOVEL DAYS」や「ノベルアップ+」、「エブリスタ」や「カクヨム」などを使ったこともありました。
各サイトには主に人気のあるジャンルというものがあって、例えば「アルファポリス」は女性読者が多いらしく、悪役令嬢モノを始めとした女性向けの作品が人気でした。
それだけでなく、ポイントの集計方法も違っており、「カクヨム」では星、ハート、PVと、細かくなっている一方で、「アルファポリス」では24hポイントのみでした(お気に入りに登録されたり、感想を書かれると一時的にポイントが増えますが、あくまでも一時的です)。

また、純粋な読者(作品を投稿していない、読む専門の人のこと)の数も、各サイトによって違いがありました。
当然と言えば当然ですが、これが自分の作品を読まれることに関係してくるので、自分の作品を読んでもらえた数=PVが数字で見えると、私はとてもありがたいと思っていました。さらに言えば、ページごとに集計してもらえるのが一番いいですが、一方で読まれていないこともはっきりするので、一長一短かもしれません。

で、ここからが本題です。

私はそうした小説投稿サイトへの投稿をやめて、今年の2月から自作を電子書籍で出版するようになりました。
現在は「Amazon kindle」のみですが、作品のほとんどを読み放題プランの「KDPセレクト(=kindle unlimited)」に登録しています。
これは自分の作品が何ページ読まれたかによって、ロイヤリティが入って来る仕組みなのですが、これ、すごく純粋に嬉しいです。
投稿サイトでも、ページごとに集計してくれるサイトもありましたが、そちらでは感想がもらえないと、どうも読まれた気がしませんでした。
ですが、ロイヤリティ=お金になることで、感想がもらえずともモチベーションにつながります。

私はHSS型HSPの気質のせいか、どうも人の目を気にしてしまい、飽きっぽくてモチベーションの上下が激しいところがあるため、電子書籍にしたのは正解だったかもしれないと、思い始めています。
また、電子書籍を読む人と小説投稿サイトで読む人では、求めているものが違うように思います。
私はまだまだ売れていない作家ですし、無名です。ですが、作品を書き続けるにはモチベーションが必要なので、お金という形に直接つながるのは、やはり自分に合っているんだろうと思います。
お金というのは、やはりもらえると嬉しいものですからね。たとえそれがお小遣い程度でも、無いよりある方がいいわけです。ここ、重要です。

とはいえ、「Amazon kindle」で活動してみたところ、感想は小説投稿サイトに比べるともらいにくい印象なので、どこでどう活動するのがいいかは人によります。
でも、もしも私と同じように、モチベーションの維持が難しく、リセット癖のある方がいましたら、電子書籍へのチャレンジをおすすめしたいです。
表紙と原稿さえあれば、小説投稿サイトと同じように無料で作品を世に出せるからです。
なかなか読者はつきませんが、それでも「KDPセレクト」に登録しておけば、読まれた分のロイヤリティはもらえます。それがモチベーションになれば、作家としての活動は続けていけます。

というわけで、私にとって重要なのは、モチベーションの維持だったのだなと、電子書籍を出すようになってから気が付いたのでした。
これならモチベーションがダダ下がりしても、お金が関わっているから作品をすぐに削除するような、リセット癖も出てきません。というより、削除してしまったら、ただただもったいないだけです。いつか、読んでもらえる=お金になるかもしれないのに!

我ながら現金なやつだなと思いますが、私にとっては、これがいいやり方だったようです(笑)



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