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結婚のタイミングで地元の九州へUターン。二人の子育てをしながら自分のやりたいことを実現する方法とは。【#わたしのセレクト】

#セレクトは 【もっと「わたし」を好きになる。多様な選択肢を愛するインタビューメディア。】です。

ここは都内の小さなカフェ「CELECT(セレクト)」
ここでは多様な選択肢をする素敵な方たちに三人組の女子会仲間MEGUMI/ARISA/MAKIがインタビュー。
さて、今日はどんな方が登場するのでしょう・・・?

■プロフィール略歴
徳永さき さん
正社員3名のスタートアップ企業にインターンシップ後に新卒入社。キャリアコンサルタント、セールス、採用からCSまで幅広い業務を経験後、2社目で採用代行事業を展開する会社に転職し、クライアント企業の採用業務を複数社経験。結婚を機に、出身地である九州へUターン。フルリモートでの働き方を確立し、数社との副業をスタート。その後、業務委託としてCaratにボードメンバーとしてジョイン。現在ではオペレーション事業部の統括として、オペレーション構築・運用・ディレクション・メンバーマネジメント・育成などを担当。

出産をきっかけに地元の九州へUターン。1人目の子どもが生まれた1週間後に、Caratへボードメンバーとしてジョイン

Q. まずはさきさんの経歴について教えてください。

A. 大学時代は、立ち上げたばかりの「IT×人材」を事業の軸とした会社でインターンシップをしていました。社員が2名しかいないスタートアップ会社でしたが、枠にとらわれない働き方に魅力を感じ、そのまま新卒入社をしました。社員数が少なかったため、「できることはなんでもする」という環境で、キャリアコンサルタント・セールス・採用からCSまで、幅広い業務を担当しました。

Q. スタートアップ企業に新卒入社されたんですね!幅広い業務をご経験されてベンチャー気質の企業を選ばれた理由はありますか?

A. 元々、親の影響や地方に住んでいたこともあり、安定・大手志向だったのですが、東京のシェアハウスに住んだことをきっかけに、これまで得られなかった「刺激」や「新しい価値観」を経験することができました。さらにインターンシップを通して、サービスや事業を「ゼロからイチ」に大きくしていく面白みを体感し、一定のルールが固まっている場所に身を置くよりも、自ら事業・サービスを作っていくことが性に合っていると感じ、スタートアップのフェーズの会社を選ぶことにしました。

Q. シェアハウスの住人から刺激を受けたんですね。2社目以降の経歴も教えてください。

A. 1社目の会社は東京で働いてたのですが、結婚を機に、九州へ戻ることになり、将来の働き方を考える中で「フルリモート」で働ける会社を探し始めました。そこで出会ったのが2社目の会社。その会社の役員とTwitterで繋がっていたことをきっかけにお話しする機会があり、そのまま転職をし、深く人事・採用業務を経験しました。その後、経済情報サービスを運営しているIT企業とご縁があり、現在はそこで採用業務を行っています。九州に戻り、働き方を模索している中で(1社目から2社目への転職のタイミングで)、「副業」として一緒に何かやらないか、と周りからお声がけいただける機会が多くなり、転職と同時に個人事業主としても仕事を開始しました。1社目の経験のおかげで、自分が価値を発揮できる職種が多かったこともあり、セールス・CS・採用など幅広い業務で複数社と契約いただき、現在も二足のわらじを履いています。

Q. 東京で働かれた後に、九州に戻られたんですね。九州でフルリモートをされているとのことですが、現在のお仕事や副業案件について教えてください。

A. 現在は先ほどお伝えした経済情報サービスを運営しているIT企業に所属しており、副業(1社はCarat)として複数社と契約しています。副業の業務内容については、CS・CA・セールス・採用・人事….と幅広くお仕事を頂きますが、最近は「採用」の仕事をメインに受けることが多くなっています。(色々経験してきましたが、人事・採用って本当に面白い。)これまでの経験を活かし、リクルーター業務、オペレーション構築、チームマネイジメントのお仕事をメインで行っています。Caratでは、2019年に1人目の子どもが生まれて1週間後に、代表の中屋から声をかけてもらい、ボードメンバーとしてジョインをし、採用オペレーション事業部で責任者を担っています。

Q. 1人目のお子さんが生まれた1週間後からお仕事されてたんですね!すごいですね!お子さんが生まれた後の、1日のスケジュールを教えてください。

下記のようなスケジュールで過ごしています。
4:30 起床/掃除/朝食・保育園の準備/夫のお弁当作り
6:30 子ども起床/朝食/保育園送迎
8:00 仕事
18:00 保育園送迎/夕食/家事
20:30 お風呂/仕事or読書などのインプットor趣味
23:00 就寝


2人目の出産では生活するだけでいっぱいいっぱいに。それでも子育て、本業、副業をしながら、自分のやりたいことを全部やる秘訣

Q. 1日のスケジュールを聞いて、充実されている印象をうけたのですが、どのようなマインドでお仕事をしているか教えてください。

A. 前提として、私は仕事が好きなので基本的には「辛さ」を仕事から感じることはありません。忙しければ忙しいだけ、やる気が出るタイプです。笑
ただ、2人目の子供が生まれたときは、生活することだけでいっぱいいっぱいで…、産後すぐに仕事に戻った時は、心に余裕がなく、嫌になってしまうこともありました。でも子育てをしたことがある方であれば、少し理解いただけるかな、と思うのですが、仕事が「社会との繋がり」を維持できる場所でもあったので、仕事に支えられた面もありました。

仕事をする上で大切にしていることは2つあって、1つは「子供に恥ずかしくない自分でいる」ということです。結婚しているから、子供がいるからといって、色々なことを諦める女性って今の世の中にはまだたくさんいると思うんです。男性はキャリアを着実に伸ばせるのに、女性が仕事を頑張ると「家庭をもっと大切にしないと。子供との時間は…?」、と言われたり。そういう声に対しての反骨心が私のモチベーションになっていたりもします。
仕事が忙しくなると、どうしても子供との時間をうまく保てなくなる時があり、自分でも母としての自信がなくなってしまうことがあります。でもそういう考えに身を流してしまうと、自分の選択に対してすごく後悔しそうだなと思っていますし、子供を理由に色々なことを諦めてしまうのは、それこそ母として「恥ずかしいこと」だな、と。
結婚や子供を理由に諦めることを増やすのではなくて、しなやかに、ひたむきに、コツコツと、右往左往しながらも頑張っている姿を見てくれるといいな、と思います。(家で仕事をしているため、子供が、「お仕事しているママ、かっこいい!」って言ってくれるのが、とっても嬉しいです。)

また、もう1つ大切にしていることとしては、一定の収入を築き、これから先の子供たちの興味に対して、何不自由ない支援をしてあげること。私は小さい頃から今に至るまで、「お金で苦労をする」という経験をしたことがありません。それは自分自身の親が、その環境を作ってくれていたからだと大人になった今実感しています。「親が子供にできること」=「興味を持ったことを最大限サポートしてあげること、そして自己肯定感をあげてあげること」だと思っているので、子供たちのためにキャリアを磨いて、自分の価値を出せる仕事の幅を広げていきたいというのは常に根底にあります。

Q. 本当にかっこいいです!日々、業務が多いなかで、休息やメンタル管理などどのようにされてますか?

A. 私は、仕事が好きなのでそこまでストレスを感じることはありません。(周りには仕事が趣味だと言われます。笑)でもやっぱり疲労感は溜まります。子供たちが寝た後の時間は休息の時間として、ゆっくりお風呂浸かったり、趣味をしたりしてリラックスする時間を故意的に取るようにしています。仕事をすることもありますが、保育園のお迎え時間に追われながらする仕事とは全く違って、リフレッシュしながら過ごすことができています。メンタル面に関しては、時には落ち込むこともありますが、切り替える能力は早い方だと思います。悩んでいる時間はとてももったいないと感じる性格なので、「このトラブルをどのように見方を変えれば、ポジティブな方向に切り替えられるのか」という視点でロジカルに考えることが多いです。

Q. 確かに悩んでいる時間ってもったいないですよね。フリーランスや副業で働く人は、仕事を継続して取得できるか、と悩む人が多いのですが、アドバイスがあったら教えてください。

A. そうですね…「自己管理を徹底すること」が重要だと思います。時間管理、タスク管理、体調管理....フリーランスや副業で働く場合、だらだらと過ごすことも可能な環境ですし、本当に「自分次第」という言葉がぴったりですよね。「自分が社会人としてどうありたいのか」、キャリアビジョンを持った上で「現状把握」をし、「今の時間」をどのように使うかを考え、行動することが重要だと思っています。「社員」と違って、フリーランス・副業は正直「信用・信頼」で成り立っていると言っても過言ではないです。しっかりと相手が求めているものを超えたバリュー発揮を行い、クライアントとの「信用・信頼」を構築できれば、それが口コミとしても広がり、どんどん仕事を生み出してくれる世界だと思います。

AIに変わることがない私だからできる価値を発揮することを大切にしていきたい。採用業務、オペレーション業務を続ける理由

Q. 今後のキャリアの目標やどうなりたいかについて教えてください。

A. AI技術に変わることのない「人」だからこそ、「私だからこそできること」を見出していきたいです。AI技術が発達して、なんでもAIが対応できる世界がすぐそこまできています。今起きていることを読み解くこと、作業的なルーティンをこなすことは「人」じゃなくてもできる。 「自分だからできること」を見いだしていくかが重要だと考えています。

Q. 自分だからできることを増やしていくことは重要度が高まってきますね。さきさんだからできるお仕事として、Caratでオペレーション事業の事業責任者を担当されていますが、採用オペレーションについてどう考えてますか?

A. HRにおけるオペレーション業務は、ルーティンの業務が多いと思われがちですが、1企業の顔として候補者コミュニケーションをとる中で、柔軟かつ臨機応変に対応することが採用の中では最も多いポジションです。ホスピタリティ溢れる対応や気遣いは、プログラムで対応していくAIでは為しえないと思っています。対人業務のため、あらゆる配慮やイレギュラーに対応する必要があり、スピード感や柔軟な発想・機転が求められる領域だと思いますし、市場価値が高い仕事であると考えています。

詳しく説明いただき、ありがとうございました!
働き方を模索している人にはとっても為になるインタビューになったのではないかな、と思います。

さきさんありがとうございました!二人のお子さんの子育てをしながら、本業と副業をしているさきさんのインタビューでした。


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