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誰も知らないサービスを自分で大きくしていく!Rさんの好奇心旺盛なキャリア選択【#わたしのセレクト】

ここは都内の小さなカフェ「CELECT(セレクト)」日々いろいろなお悩みを持ち寄った女子会が開催されている。さて、今日はどんなお悩み相談が舞い込んできたのでしょう……?

3人写真

MEGUMI:ARISAちゃん、カフェのWebサイトを制作したんだって?チラシとかも作ったって聞いたよ。
 
ARISA:そうなの。今副業で制作の仕事をしているんだけど、いつかは独立してフリーランスになりたいんだよね。でもフリーランスになったとき、今やっているWebデザイナーの仕事って活かせるのかな…。
 
MAKI:それなら、フリーランスで活躍しているRさんに話を聞いてみたら?Rさんは営業職からキャリアをスタートして、今はフリーランスで事業拡大支援や採用支援をされているから、職種は違うけど、フリーランスとしていいアドバイスがもらえるんじゃないかな。
 
今自分がしている仕事が今後のキャリアに活かせるのか悩み中のARISAが、その道の先輩であるRさんにお話を伺いました。
 
■プロフィール略歴
Rさん
フリーランスとして活躍されている、30歳のキャリアウーマン。早稲田大学卒業後、外資系大手食品メーカーに営業職で新卒入社。HRベンチャーに転職したのちフリーランスへ。社会人8年目、フリーランスとしては2年目。ちなみに、大学までは野球をしていた元・体育会系女子でもある。
 
【自身を表すキーワード】
#好奇心旺盛 #チャレンジ精神 #営業 #事業立ち上げ #キャリア支援 #エンジニア採用   #ジェネラリスト  
 
【自分の強み】
好奇心旺盛なところ、チャレンジ精神旺盛なところ。事業観点をもって採用支援を行えること。

■ブランド力に頼りたくない!自分だからこそ可能な仕事を求めて

ARISA:Rさんは私と同じぐらいの年なんですね。同年代の女性がフリーランスで活躍されているなんて、本当にすごい!いろいろとお伺いしたいのですが、まずはフリーランスになるまでの経歴を教えてください。
 
Rさん:ありがとうございます。私の経歴を簡単にお伝えすると、大学卒業後に外資系の大手食品メーカーに営業職で入社。その企業では大阪を拠点として2年ほど働きました。その後HR系のベンチャー企業に転職し、4年後にフリーランスとして独立しています。
 
ARISA:新卒ではメーカーでお勤めだったんですね。そのまま勤めていたらいろいろな面で安定していたと思うのですが、どうして転職という選択肢を取ったんですか?
 
Rさん:そうですね、大手なので安定はしていたと思います。でも、大手だからこその悩みを感じて「自分には何も残らないのではないか」と不安な日々を過ごしていたんです。
その企業の商品は“知らない人は誰もいない”と言っても過言ではないほど、ブランド力を持っていました。それ故に、どの場においても「商品力が強いから」「誰もが好きな商品だから」と、ブランドありきだったんです。
私じゃなくても売れる、買わない人はいない…。そう感じたときに「向こう40年間働く身として看板だよりでいいのかな…」と不安になってしまいました。
新卒ながらも企画などの業務も幅広く経験させていただいていましたし、やりがいが全くないわけではなかったんですが、自分の性格も相まって、誰も知らないサービスを自分で大きくしていく経験がしたいと思って転職しました。
 
ARISA:Rさんにとっての仕事は「安定=幸せ」ではなかったんですね。サービスを自分で大きくしていく経験を求めて転職なんてかっこいい!
 
Rさん:転職したHR系のベンチャー企業では、営業に留まらず、採用・マーケティング・広報活動など職種も幅広く経験しました。ベンチャー企業あるあるですよね(笑)。そして、その経験を基にフリーランスとして独立しました。

■好奇心旺盛を発揮してフリーランスへ。培った経験での自信があるから怖くはない 

ARISA:転職したベンチャー企業はきっと満足度も高かったと思うのですが、そこからどうしてフリーランスの道を選んだのでしょうか?
 
Rさん:大きく分けると2つ理由があります。
1つはどんどん大きくなっていくフェーズになっていたこと。4年の月日が流れていくなかで、組織は10名→100名弱へと拡大しました。サービスの利用者も50,000名、利用企業4,000社と大きくなり、「誰も知らないサービスをいろんな人に知ってもらいたい」「自分でなくては!」という目標がある程度達成できたんです。
そうすると、新たなチャレンジがしたいと思うようになってきたんですよね。もう一度環境を変えてチャレンジしたいと。
 
ARISA:大きな達成感を味わった後って、少し胸の中がぽっかり空いたような感覚になりますよね。新しいチャレンジがしたくなる気持ち、わかるような気がします。では、もう1つの理由はなんでしょう?
 
Rさん:もう1つは起業家の方々への憧れです。「自分もそうなりたい」「そういう人たちと一緒に働きたい」という気持ちが、フリーランスへの道を後押ししました。
独立前のベンチャーでは、起業家とベンチャー企業をマッチングする事業を行っていたので、普段から起業家の方々と関わることが多かったんです。
私が出会った起業家のみなさんはとても優秀で、常に何かにチャレンジしているような方々でした。正社員であれば地位を確立して安定していた方々と思いますが、自分のやりたいことがあるからとリスクを取ってチャレンジをしている。そんな姿がとてもかっこよくて、仕事をしながらも心の中では「自分もそんなふうになりたい!」と思っていました。
 
ARISA:目標に向かって突き進んでいる人ってキラキラ輝いて見えますよね!私もそうなれたらいいなーと思うのですが、新たな一歩を踏み出すのが怖くって…。Rさんは怖くなかったですか?
 
Rさん:10人から100人になるフェーズを自分でやってきたという自信があったので、怖くはなかったですね。このフェーズでの経験はどこかの会社で必ず必要とされるという気持ちがありました。転職の選択肢もありましたが、一度チャレンジしてみたいという気持ちが大きかったので独立という道を選びました。

■フリーランス2年目にして5社と契約。事業拡大支援、採用支援で活躍できる理由

ARISA:フリーランス2年目のRさんが今、どんな仕事をしているのかぜひ教えてください!
 
Rさん:今は、事業拡大支援や採用支援を行っています。直近では5社と契約しており、そのうち2社はサービスの立ち上げを支援、3社は採用支援を行っています。
サービス立ち上げ支援は戦略を立てるアドバイスとその実行、採用支援は採用目標に対しての全般サポートですね。
事業拡大支援は、どうやったらサービスが売りやすくなるのか考えることが私のミッション。戦略を立てたり現状の数値を分析したりしています。
採用支援では目標に対して今、調子がいいのか悪いのかを毎日確認しています。調子が悪ければ、今後の戦略を立てるのに主な時間を使っている感じですね。あと、私一人だけのチームではないので、各メンバーの状況も確認しています。
 
ARISA:5社と契約しているなんてすごいです!ちなみに、業務タスクの割合はどんな感じですか?
 
Rさん:事業拡大支援、採用支援という括りで分けると半分半分です。内容で細かく分けると次のようになります。
 
・事業拡大支援
 現状分析・戦略立案:20%
 現場実務:20%
 その他必要な各種対応 クライアントとのミーティングなど:10% 
 
・採用支援
 現状分析・戦略立案:30%
 現場実務 :10%
 その他必要な各種対応 クライアントとのミーティングなど:10% 
 
ARISA:事業拡大支援や採用支援は元々の営業職と違った業務内容になりますよね。新たに勉強をされたのでしょうか?
 
Rさん: 新たに勉強するというよりも、過去の経験をベースにしていることが多いですね。事業拡大支援も採用支援も目標に対して今どういう状況なのか、目標を達成するために何をつぶしていけばそれが解決できるのかと考えて業務を行うので、元々の営業職の経験が事業拡大支援と採用支援においても活かせているかと思っています。「こうしたら前も上手くいったし、ここでも上手くいくかも」と仮説立て推進していくのは楽しいですよ。
一方で、採用支援ではチームにプロの方々が集まっているので、先輩からアドバイスをもらうこともあります。
 
ARISA:今まで培ってきた経験が活かせているんですね。私も今本業でやっているWebデザイナーの仕事を活かしてフリーランスをしたいと思っているので、Rさんの話を聞いてほっとしました。では、仕事のやりがいはどんなときに感じますか?
 
Rさん:結果が出たときも楽しいし、その道のりも楽しいですね。自分の中でこれが正解なんじゃないか、と試行錯誤するのが興味関心にあっていると思います。。
 
MAKI:「誰も知らないサービスを自分で大きくしていく経験がしたい!」と、自分の価値を追い求めている姿がすごくかっこいいね。
 
MEGUMI:営業職の経験を活かして事業拡大支援と採用支援をしているのもびっくりした。私も今やっているWebデザイナーの仕事をいろいろな領域で活かしていきたいな。
 
ARISA:でも、どうやってその2つの業務をこなしているんだろう?まだまだ聞きたいことがたくさんあるから、Rさんに聞いてみよう。

後編はこちら:複数のクライアントと契約しても叶う自分らしい働き方。悩みながらも未来を見つめるRさんからのメッセージ【#わたしのセレクト】


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