おさがりを前提にした常識に囚われない秀逸なデザイン
子供の持ち物って、名前書きますよね。
子供自身がモノを管理してくれるわけでもなく、
ずっと親が付きっ切りで管理する事が出来るわけでもない。
なので、モノに管理機能が備わってないと
そのモノが誰のものか分からなくなる。
なのでモノに名前を書いてしまう事でモノに管理機能が備わる・・・
(と言っても、管理されやすくなっているだけですが・・・)
そうするとここで新たな問題が発生します。
子供が大きくなり、使っていた服を妹・弟が使う事にしました。
いわゆるおさがりです。でも、その服のタグにはお姉ちゃんorお兄ちゃんの名前が書いてある。
困りました・・・
そんな悩みを解決した子供服メーカーが「ナルミヤ・インターナショナル」です。
そのメーカーの「petti main」にというブランドが秀逸です。
何をしたかというと、petti mainのネームタグには写真のような「2人分の名前が書ける」タグがあります。
これは目から鱗が落ちました。
タグの名前って1名分じゃん!という思い込み。
それを軽くぶっ壊してくれました。
ちなみに多くの家庭が1~2人の子供多いから2名分にしたのだと予想しています。
3兄弟はどうするのとか?メルカリとかで売るときどうするの?とか他にも課題は思いつきますが、
何よりこの常識のぶっ壊し方が好きです。
そういう常識に囚われたモノのデザインはまだまだ沢山あると思います。
その常識を壊すような発想をしていくと、深みのある商品・サービスが提供できるのではと思います。
このpetti mainの件も、これまである子供服をネームタグ2人にしただけで、なんか全く別のモノに変わった感じもします。
こうやってマーケットのニーズに合致した商品・サービスが提供されていく良い事例でした。
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