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サード・ユニフォームを観察しよう!【巨人、ヤクルト篇】

 昨日の中日戦は休みということで、セ・リーグの他の2カードを楽しくテレビやラジオを通して観戦していたが、それぞれ主催側の巨人、ヤクルトのユニフォームがサード・ユニフォームであった。今回は、それを観察することとしよう。

「黒い巨人」昨季よりも…

 昨季はヨウジヤマモト氏とのコラボで全身が真っ黒のユニフォームを着用していた巨人は今季も黒いユニフォームを取り入れているのだが、僕は昨季よりも今季のものの方が好みである。

 理由は2つ。まずひとつ目は、上下黒のデザインをやめて上が黒、下が白のカラー構成へ変更された点だ。これは後述するヤクルトの事柄でも扱うのだが、個人的には上が色つきだとしても下は白かグレーを採り入れて欲しいのだ。昨年、オリックスの「大坂夏の陣ユニフォーム」の際には、上下を黄土色で揃えたユニフォームを素晴らしいと投稿したが、上下黒では鮮やかさに欠けるのだ。それでもって、巨人のアイデンティティとも言えるオレンジが入ったことも今回のユニフォームのグッドポイントである。よく考えると、縁取りのない巨人のユニフォームは東京ドームへと本拠地が移転して以降では初めてなのではないか。これは調べていないので、なんとも言えないのだが。

上下紺色、どうなのか…

 ヤクルトのクルーユニフォームと銘打たれたサード・ユニフォームがちょっとした話題となった。上下紺色で、赤と白のラインが入っているというかなり奇抜なデザインは「かっこいい」や「ダサい」の範疇ではなく、「驚き」という声が多く見られた。

 個人的には、このデザインは何らおかしくないものであると思っている。しかしながら、MLBの流行りをそのままNPBに持ってきても今回のように皆が「キョトン」とするだけだ。現に、大谷翔平が1昨季にオールスターゲームに出場した際に着用したユニフォームが今回のヤクルトのように上下紺色のものであったが、日本ではパジャマやジャージのようだという声が絶えなかった。ハッキリと言うと、国ごとに進化を遂げるのがユニフォームであり、NPBは日本のファンに気に入られるユニフォームを作ることに徹した方がいいのではないかと思う。今回のユニフォームも、下が白であったら簡単に受け入れられたデザインであると考える。しかしながら、上下でユニフォームを揃えるファンなど本当にごくひと握りのはずだ。「上だけ着たらかっこいい」という言葉は、ベースボールシャツにとっては最高の褒め言葉だろう。

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