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【E】新ユニフォームを観察しよう!【楽天篇】
今江敏晃監督を迎えた新体制の下、若き荒鷲達が羽ばたかんとしている楽天はユニフォームを一新。ホーム、ビジター共にマイナーチェンジではあるものの、個人的には目を見張るポイントが2つあったので、今回はそこを紹介しようではないか。
変わらぬ伝統、たしかなこと
球界再編からちょうど20年、19歳になった楽天は1度チームカラーの深紅色を更に深くしたことはあったものの、創設以来変わらない色使いでユニフォームをまとめている。こうしたことがしっかりとできていると、配布用のユニフォーム等のサード・ユニフォームを華美にした時により一層、特別感が増すので今後も継続して欲しい限りである。
前回の巨人新ユニフォームに関する投稿でも書き記したとおり、NPBは来季でちょうど90周年。その歴史の中で楽天が名を連ねている部分は4分の1にも満たないが、確かな伝統があるのだ。「つまらないマイナーチェンジ」と思われがちだが、そういったことを言われるユニフォームは総じて良いデザインと感じる。小田和正の有名な歌ではないが、「時を超えて愛される」チームにはきちんとした伝統があるのだ。それでは、そんな新ユニフォームのデザインについて、長々と書いていくこととしよう。
新しくも手堅いラケットライン
今回、発表されたユニフォームはホーム・ユニフォームとビジター・ユニフォームの通常ユニフォームと、いわゆるサード・ユニフォームの3着であった。後者はまた稿を改めてお送りする予定である。まずは通称ユニフォームから。
目に見えて変更された点は2つ。胸マークの下に潜り込むようなラケットラインが追加されたことと、帽子のツバにサンドイッチして金色のラインが入ったことである。このラケットラインというと、近年ではミズノがよく使っている印象である。中日や阪神の前作に加え、現行版の侍ジャパンのユニフォームにもこの加工が施されている。しかしながら、今回の楽天はラケットラインに余計な要素を付け加えなかった点が素晴らしいのだ。阪神や侍ジャパンのように、タテジマの上を遮るかのごとくラインを引いたり、中日のようになぜかボタンの色をあべこべにしてしまうようなことがないからである。
ただひとつ、残念だった点がビジター・ユニフォームの胸マークが「Rakuten」のままで、それも企業ロゴをそのまま採り入れてしまったことである。やはり、「楽天」と名乗っているのだから、今更ユニフォームを使って宣伝してもあまり効果は無いのではないか。ましてや、ユニフォームシャツの広告を2つに増やすことができるようになった影響で「がんばろう東北」のワッペンが小さくなってしまったことを考えると、胸マークには「TOHOKU」と入れるべきなのではないか。楽天といえば、完全なる地域密着のチーム。サード・ユニフォームは「TOHOKU」となったようだが、やはり通年で地域名を入れて欲しい限りだ。
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