パ・リーグユニフォームランキング【Aクラス篇】
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昨回のBクラス篇と同じく、今回も照準でAクラス篇を書いていくこととする。
3位:日ハム
至高のミズノ・ワールド
ホーム:80点
ビジター:80点
合計:160点/200点
新球場に移転する日ハムを3位と評価した。新庄ユニフォームと言われているが、本人の感想はイマイチとの事だ。
まず、このユニフォームの素晴らしさは刺繍にある。例えば、前述の新庄剛志監督の背番号「1」は中心で3つに分割されているようなデザインであり、そう刺繍されているのかと思ったら刺繍の上に白のラインを刺繍しているという芸の細かいものであった。胸マークの「FIGHTERS」、「HOKKAIDO NIPPONHAM」にも同じ手法の刺繍が施されており、とても面白いなと感じた。しっかりと軽量化を図りながらも、アイデンティティを作るミズノの工夫に圧巻である。
ただ、20点の原点分は伝統のアンシンメトリーを表現するための手法だ。ホーム、ビジター共に切り返しという手法が施されているのだが、これは平成後期に流行ったもので少し時代遅れの感がある。伝統を守るのであれば、左袖にラインをつけることで十分に表現できるのでは無いか。
2位:オリックス
シンプル・イズ・ベスト
ホーム:90点
ビジター:90点
合計180/200点
この球団はユニフォーム・フリークの皆様の中でも非常に評価が高いのではないか。特に、ビジター・ユニフォームはユニフォーム史に残る秀逸なものなのではないか。
ビジター・ユニフォームは上下グレーしか認めないという「ユニフォーム原理主義」の方々には受け入れられないものだとは思うが、濃紺の生地に濃紺のマーキングが施されているにもかかわらず、きちんとチーム名や背番号、背ネームが読み取れることがこのユニフォームの素晴らしい点だ。おそらく、広島のビジター・ユニフォームの正解がこれなのだ。
ただ、ホーム・ビジターに共通する10点の減点は腕章をそのまま帽子の側面へと移動させたことだ。オリックスの帽子には元々、メルカリの広告が入っているので少しごちゃごちゃとした印象になってしまうからだ。広告を追加する時はある程度の引き算は致し方ないことである。
1位:ロッテ
パの長老はオシャレ番長
ホーム:100点
ビジター:100点
合計200/200点
監督と共に新しくなったロッテのユニフォームをパ・リーグの1位とした。本拠地を川崎から千葉へと移していこうの最高傑作なのではないかと言うのが僕個人としての意見だ。文句無しの満点評価である。
このユニフォームの素晴らしき点は、やはり刺繍に戻したというところだろう。ロッテはパでは珍しい屋外を本拠地としているので、発汗性を考えると当然昇華プリントのユニフォームを採用すべきなのだろう。ただ、それをしてしまうと幕張の浜風をモロに受けると高速道路の吹流しのようにヒラヒラと背番号や胸マークが舞ってしまい少し残念なことになってしまうのだ。近年流行りの余裕を持った着こなし方だと尚更そうなってしまう。そういった観点から刺繍に戻したのだろう。
また、黒、白、灰色とモノクロのトリコロール・カラーは落ち着きを感じさせながらも力強いユニフォームとしては100点のデザインだ。ビジター・ユニフォームの袖ラインにこれが採り入れられており、どことなくシカゴ・ホワイトソックスのユニフォームを彷彿とさせるものがある。このような調子で書き連ねているとキリがないので、下記のリンクを参照されたい。
最後に
次回のユニフォームランキングは各球団のサード・ユニフォームが出揃ってからにしよう。
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