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いろいろやったけど

薬が増えてしまった。
ちょうど5年前の5月以来だった。

通院した翌朝、ノートに文字を書こうとしたら、わずかに手が震えてうまく書けなかった。薬のせいかもしれない。


怒ってしまう、というのが私の症状だ。
苛々(いらいら)が非常に頻繁に起きる。

アンガーマネジメントの本も読んだ。
不満や悲しみ、さみしさ、我慢している状態がたまり、"〜するべき" の考えが裏切られると、怒りに火がつくという仕組みらしい。

怒りが収まるまで、6秒待つ。
一旦その場から立ち去る。
「明日には忘れていることだ」と唱える。

病院に行って先生に相談する内容は、どうしたら苛々しないかばかりになり、そのたびにいろんな工夫を教えてくれて、乗り切って来たのだった。

眠れてもいるし、薬も飲んでいるし、体重も減ってない、むしろ増えているから、躁状態と考えていなかった。

躁状態になりかけているかも知れないと先生は言った。
5年間いろいろやってみたけど、増薬になってしまった。躁を抑える薬と抗不安薬が朝夕に増える。

それでいて、仕事を始めようかなんて思っていたのだ。暇だからしょうもないことを気にするのだと。調子は悪かったのにもかかわらず、自覚もなかった。

増薬して数日、いつも通りに字は書けている。

お読みいただきありがとうございました。