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ダ・ビンチの『手稿』から見えてくる「知覚重視」の痕跡

《モナ・リザ》で知られるダ・ヴィンチは、非凡な
画才に恵まれていたにもかかわらず専業画家に収まら
ず、建築。発明・エンジニアリング。医学などへの
貢献者としての実績を残しました。

アーティストとしてだけでなく、サイエンティストと
しても歴史的な構成機を積み上げていったわけですが、
彼は基本的な読み書きと算術以外には、当時の学校
教育を受けていませんでした。

そんなこともあり、近年のイノベーション需要の高ま
りのなかで、「なぜダ・ヴィンチは独学だけで、今日
にまで影響力を持つ創造を成し遂げられたのか?」に
注目が集まっています。

そして、そんな疑問を解き明かしてくれるのが、
ダ・ヴィンチの『手稿(ノートブックス)』。

この手稿は、26歳から67歳ごろまでの間に
ダ・ヴィンチが記したもの。

テーマはアートからサイエンスまでの幅広い分野
におよび、日常生活や研究、旅行で観たこと・
考えたことが素描やドローイングを交えて
こと細かにメモされているそうです。

その趣向を分析すると、「ダ・ヴィンチが知覚を
重視していた可能性については疑う余地がないと
いっても過言ではない」と言えます。

なぜなら彼のノートには、

1.知識を増やす
2。他者の知覚を取り入れる
3.知覚の根拠を問う
4.見る/観る方法を変える

という「知覚を磨く4つの方策」すべてを実践して
いた痕跡が見られるから。

よく知られているようにダ・ヴィンチは、多くの
分野を横断しつつ、多彩な知識を集めています。

アートから越境し、人体解剖学・光学・植物学・
流体力学・地質学・建築学・地形学・数学などを
学び、知覚の領域を広げているわけです。

また各方面の専門家たちと交流しながら彼らの
知覚を尊重し、それらを積極的に取り入れ、
なかなか得られない希少性の高い知覚は、書物で
補っていたそうです。

晩年までに、彼の蔵書には、動物学・宗教学・
天文学・哲学・歴史・文学・数学・医学・物理学
・農学などの多彩なジャンルの書物が200冊以上
含まれていたといいます。

少なく感じるかもしれませんが、書斎に30冊の本
を所蔵するのが珍しかった当時にしてみれば、
これは圧倒的な蔵書数になります。

そればかりか手稿を確認すると、そこには好奇心
に満ちたダ・ヴィンチの問いが散りばめられて
いるのだそうです。


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