Hirotomo.Ohba/知識を知恵に

ライフワークを充実させるために、日々気づいたこと、感じたこと、考えたことなど、暗黙知を…

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ライフワークを充実させるために、日々気づいたこと、感じたこと、考えたことなど、暗黙知を形式知としてスキル・ノウハウをコンテンツ化のかたちでストックしています。 ご覧頂ければ幸いです。

最近の記事

DX時代における人の役割

デジタル技術による環境の変化は、仕事における“人の役割”にも大きな変化をもたらします。 その結果、人の能力を活用すべき仕事は以下の3つに集約されます。 1. 社会のあるべき姿、方向性を指し示すこと 社会や顧客の課題に取り組み、あるべき社会や事業の方向性などを決める能力は、人にしか備わっていないものであり、AIには不可能です。 また近年、企業のあるべき姿は、単に利益を出して株主に還元すればいいというような、従来の資本主義の発想では済まされなくなっています。 現代では、

    • 計画通りに物事を進める

      目標には期限を設定することが大事だと言われます。 でも、多くの人は、目標に期限を設定することを嫌がります。 なぜならば、期限を設定すると、それを守れなかった時にネガティブな気持ちになるからです。 しかし、目標に期限を設定する意味は、それを守ることにあるのではない。 目標の期限を甘くすれば達成が容易になるし、厳しくすれば達成できないかもしれません。 つまり、期限通りに達成できるかどうかは、計画の作り方の問題です。 目標に期限を設定する意味は、自分の行動のスピードを調

      • 人と繋がる

        天才物理学者、あのアインシュタインだって、過去の多くの科学者がそれまでの物理学の土台を築き上げてくれなかったら、相対性理論を発見することは出来ませんでした。 アインシュタインは自分で物理学の基礎から発見しなければならなかった。 そして、人生というのは、物理学よりもずっと複雑で個人的なもの。 「自分の人生」は、人類史上、実はまだ誰も経験していません。 つまり、物理学よりも、情報がありません。 だから、人生未経験の自分が、たった一人きりで、人生を良くして行こうと考えるの

        • 雑談力を上げる:コミュニケーション力を磨く

          厚生労働省の報告書は、「パワーハラスメントが発生している職場」の特徴として、「『上司と部下のコミュニケーションが少ない職場』が51.1%ともっとも多い」と結論づけています。 また、あるアメリカの大学の研究によると、「人は、コミュニケーションの回数が多いほど、相手に対する信頼が大きくなる」という研究結果を発表しています。 たとえ相手が「苦手な人」でも、コミュニケーションの回数を増やす努力をすれば、相手を苦手と思う気持ちが減るというのです。 セールスパーソンが交渉の席につく

        DX時代における人の役割

          教育の段階的レベル

          大学教授であり作家の浅生楽氏の、教育の段階を示した言葉に以下のようなものがあります。 「自分がされて嫌なことを人にするな」が幼児教育、「自分がされて嫌じゃないことでも、人にとってはそうとは限らない」が初等教育、 「嫌か嫌じゃないかは置いといて、世の中にはルールがある」が中等教育、 「だがそのルールが常に正しいこととは限らない」が高等教育。 高等教育として「だがそのルールが常に正しいとは限らない」と教えることと書かれていますが、日本の教育においてこの部分を伝えるのが弱い

          教育の段階的レベル

          ライフワークのキャリアデザイン

          定年退職して、自分のキャリアを考えることは、仕事のみならず、自分の人生そのものを考えることだと思います。 自分と仕事の価値観、意義を今、なぜ自分はこう考えるのかを立ち止まって、模索しています。 キャリアデザインは、こうありたい自分を不動の軸をもって、行って行く必要があります。 「キャリア・アンカー」という言葉がありますが、自分のキャリアの中で譲れない、大切な価値観・欲求のことを指します。 それに対して、「キャリア・サバイバル」は、自分に求められる職務や役割のことを指し

          ライフワークのキャリアデザイン

          人の行動は心の欲求から生まれる

          人を動かす最善の方法は、まず相手の心の中に強い欲求を起こすことです。 ビジネスにおいてもいい家庭、学校、あるいは政治においても、人を説得したければ、このことをよく覚えておくこと。 これができれば世界中を味方につけられるし、できなければ一人の支持者を得ることもできません。 信頼を築くにはダイアログ(対話)が必要です。 真の会話がなければ、商品・サービスが相手のニーズに合うかどうかがわからない。 世間では、マーケティングやブランディングに毎年巨額の資金がつぎ込まれていま

          人の行動は心の欲求から生まれる

          インターネットメディアの弊害(自制できるか?)

          遠く離れた異国の地のニュースや情報は瞬時に把握できます。 インターネットメディアに囲まれて生活する中で、我々の脳の働き方が変化しつつあることに危惧しています。 新しいメディアが登場すると、どうしてもその内容や使い方に目を奪われがちですが、長期的には、 『メディア自体』の特徴が思考や行動に影響を与えると思います。 インターネットからは、細分化された断片的な情報が、いつでも多種大量に提供されます。 我々は、パソコンやスマホ、タブレットなどを通して、いつでもネットに接してい

          インターネットメディアの弊害(自制できるか?)

          日本とアメリカにおける仕事観&企業文化の違い

          会社のために働き、また人との輪やチームワークを大切にし、何事にも足並みを揃えて「平均的」であることに安心する日本の社会。 一方アメリカの社会と言えば、すべてが個人主義、会社よりも優先すべきはプライベートの時間、他人と足並みを揃えるなんてとんでもない、少しでも優遇のよいポジションや職種があれば、すぐに転職するのが一般的だと思われます。 企業文化の面から見ると、日本の企業は基本的にチームやグループで機能しています。 上の階級・役職で決定されたことがシャワー式に下のスタッフま

          日本とアメリカにおける仕事観&企業文化の違い

          戸籍制度、家族制度を日本の文化として守り、継続させるには…

          日本の戸籍制度や家族制度を文化として守り、継続させるためには、伝統的な価値観を尊重しつつ、現代社会の変化に適応する形で制度を柔軟に進化させることが重要です。 具体的には、以下のような方法が考えられます。 1. 文化的価値の再確認と教育 伝統的価値観の啓蒙と教育: 日本の家族制度や戸籍制度の歴史的な意義や、社会的役割について再確認し、それを教育や社会で広めることが重要です。これにより、若い世代がその価値を理解し、制度の意義を共有することが促されます。 地域社会との連携:

          戸籍制度、家族制度を日本の文化として守り、継続させるには…

          夫婦別姓と戸籍制度の課題、問題点

          夫婦別姓と日本の戸籍制度には、いくつかの課題や問題点が指摘されています。 特に、夫婦別姓の導入に伴う戸籍制度との整合性についての議論が多いです。以下にその主な課題を挙げます。 夫婦別姓に関する戸籍制度の課題・問題点 戸籍の姓の一元化: 日本の戸籍制度では、夫婦が結婚する際にどちらか一方の姓を選ぶ必要があり、同一の姓を戸籍に記載します。夫婦別姓を導入すると、夫婦がそれぞれ異なる姓を持つことになり、戸籍上で家族として一元的に記録する現行の制度と矛盾が生じる可能性があります

          夫婦別姓と戸籍制度の課題、問題点

          夫婦別姓と家族制度の課題、問題点

          夫婦別姓と家族制度に関する課題や問題点については、以下のようなものが挙げられます 夫婦別姓の課題・問題点 法的な整合性: 日本では、夫婦は同じ姓を持つことが法律で定められており、別姓を選ぶと法的な手続きや書類の整合性に問題が生じる可能性があります。これが、姓の変更や家族関係の記録に影響を与えることがあります。 社会的な認識: 夫婦別姓に対する社会的な認識や理解が十分でない場合があります。特に年配の世代や伝統的な価値観を持つ人々の中には、夫婦別姓に対して抵抗を示す人も

          夫婦別姓と家族制度の課題、問題点

          論語と算盤を再読して

          バブル経済後、経済の成長が止まった。景気も浮揚しない…。 暴走する欲望にどこかで歯止めをかけなければならない。 禁欲も必要である。 渋沢栄一がある種の禁欲の象徴として見直される傾向があります。 論語は、もともと武士のバイブルです。 これに算盤を通して、商工業者のバイブルにしたものがこの本だと思います。 金儲けを蔑視する武士的、朱子学的な精神風土とは、常に対決し、欲望を肯定しつつ、そのうえで野放図でない欲望の節制とはいかにあるべきか、どう歯止めをかけるかを説いたもの

          論語と算盤を再読して

          客観が「優」で、主観は「劣」か!?

          「それって主観的な見方だよね。もっと客観的に見ないと……」。 ビジネス現場のやりとりでは、よくこんなフレーズが出てきます。 このことは暗に、客観が主観より優れていることをにじませているようです。 しかし、果たしてそうでしょうか。 ときには客観より主観が大事な場合もありそうです。 往々にして主観的な意見がダメ出しされるときは、もののとらえ方が感情的に偏っていたり、浅い経験からの決めつけであったりします。 確かにそういうときは、客観に立つことが求められるでしょう。

          客観が「優」で、主観は「劣」か!?

          好奇心と知識欲の無限循環

          知識ではなく感動で人は動く、だから知動とは言わず感動という…。 「感動を裏付けるものは知識である」こともまた、否めない事実です。 同じものを見ても、その背景に関する知識の有無によって、捉え方が全く変わってきます。 知識があり、その上で、関心を持ったものを見たならば、よく深く理解し、深く感じることができるようになるものです。 建築デザイナーの安藤忠雄さんは「好奇心が持てれば、知識を得る力にもなるし、そうして得た知的財産の総量が、また新たな好奇心を生む」とも言われました。

          好奇心と知識欲の無限循環

          運命は自分の力で変えられる

          人生は、たくさんの分かれ道でした選択の集積であると思います。 その道をどう歩くかの判断を迫られるのですが、そこには、正解はなく、無限の可能性があるだけだと考えます。 生まれつき与えられているのが、宿命。自力で変えられるものが運命。 誰と付き合うか、何をするのか、どういう思い・考え・気持ちで生きるのか、自分の努力や意志で変えられるもの、これが運命です。 迷ったとき、どの道を選択しても大丈夫。出たとこ勝負で選んだとしても、そこから自分にとって最高の選択肢を選べばいいと思い

          運命は自分の力で変えられる