Hirotomo.Ohba/生産性向上・利益率向上への道

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Hirotomo.Ohba/生産性向上・利益率向上への道

ライフワークを充実させるために、日々気づいたこと、感じたこと、考えたことなど、暗黙知を形式知としてスキル・ノウハウをコンテンツ化のかたちでストックしています。 主に、製造業向け業務改善による生産性向上、利益率向上にまつわるテーマで投稿しています。ご覧頂ければ幸いです。

最近の記事

ポジティブ思考の功罪

苦しい時や落ち込んだ時、『もっとポジティブにならなくちゃ!』と考える人は多いと思います。 それでうまく行くときもあるし、逆効果になる場合もあります。 特に落ち込んでいるときに、『ガンバレ!』と自分を励まそうと思ってもかえって落ち込んでしまうものです。 調子のいいときや人生が上向きのときには、ポジティブ思考は勢いをつけてくれます。 しかし、苦しいとき、悲しいとき、心がさまよっているときにポジティブ思考に触れると、逆効果になります。 本当ポジティブ思考の信奉者の多くは、

    • 人の行動は心の欲求から生まれる

      人を動かす最善の方法は、まず相手の心の中に強い欲求を起こすことです。 ビジネスにおいてもいい家庭、学校、あるいは政治においても、人を説得したければ、このことをよく覚えておくこと。 これができれば世界中を味方につけられるし、できなければ一人の支持者を得ることもできません。 信頼を築くにはダイアログ(対話)が必要です。 真の会話がなければ、商品・サービスが相手のニーズに合うかどうかがわからない。 世間では、マーケティングやブランディングに毎年巨額の資金がつぎ込まれていま

      • 長時間労働抑制のための5つの対策

        長時間労働の発生は生産性の低下や従業員の離職など、さまざまなリスクを招きます。 このようなリスクを回避するため、適切な長時間労働対策に努めます。 対策としては、ツールの導入や新たな勤務制度の採用、評価制度の見直し、コミュニケーション活性化などが挙げられます。 ツールなどを導入し、勤務時間やタスクを見える化する プロジェクト管理ツールやタスク管理ツール、勤怠管理システムなどのツールを導入すれば、勤務時間や業務量、進捗の可視化が可能です。 管理者は部下の業務量や進捗をリ

        • 日本が長時間労働である原因

          長時間労働に陥る原因として、慢性的な業務過多が挙げられます。やることが多すぎて、自然と労働時間が伸びるケースです。 また、マネジメントがきちんとできていない、企業文化に問題があるといったケースでもこのような状況に陥りがちです。 業務過多の状態が続いている 業務過多な状態が続いていると、労働時間が長くなりがちです。 業務量が多すぎる場合、従業員一人あたりの担当する仕事が多くなり、自然と残業も増えます。 十分な数の人員がいればまだしも、そうでない場合には個々の従業員に過

          世界と比べて日本の労働時間は長いのか

          海外の国々と比べると、日本の労働時間は長いと言われること多いものの、実際のところ年間休日数には大きな差はありません。 ただ、長時間労働に勤しむ労働者の多さが資料からは窺えます。 年間休日数に大きな差はない 「データブック国際労働比較2022」によると、2020年における日本の年間休日数は138日となっています。 これだけでは多いのか少ないのか判断が難しいため、他の先進各国と比較してみましょう。 同年でもっとも年間休日数が多かったのはドイツで、143日となっています。

          世界と比べて日本の労働時間は長いのか

          人時生産性を向上させる3つの方法

          人時生産性は「粗利益高 / 総労働時間」で算出されることから、粗利益高の増加や総労働時間の短縮によって向上することがわかります。 この点を踏まえ、人時生産性を向上させるための3つの方法を説明します。 人材配置を見直す 総労働時間を減らすために有効な手段は、人材配置の見直しです。 従業員にも業務内容の得手不得手があり、それぞれの適性に合わせた人材配置を行うことで、生産性の向上が期待できます。 例えば資料作りの業務では、PC操作が苦手な従業員と得意な従業員とでは、作業効

          人時生産性を向上させる3つの方法

          人時生産性が注目される背景

          多くの企業で人時生産性が注目されていますが、どのような理由があるのでしょうか。 近年の社会問題である、「労働人口の減少」や「労働生産性の低さ」といった観点から述べます。 労働人口が減少している 人時生産性が注目される背景のひとつが、「労働人口の減少」です。これまでも問題となっていた少子高齢化が近年さらに加速し、日本は今、人口減少時代に突入しています。 内閣府の試算では、人口減少に伴い生産活動の中心である15歳~64歳の生産年齢人口も1995年をピークに減少しており、2

          人時(にんじ)生産性とは

          人時(にんじ)生産性とは、従業員ひとりが1時間でどれだけの利益を生みだしているかを表す指標です。 もともと「生産性」とは、投入量に対してどれくらいの産出量であるかを示します。人時生産性は、さらに従業員ひとりの1時間に絞った生産性を表し、この数値が高いほど短時間で利益を生み出していることになります。 主に飲食業や小売業などで用いられており、さらに部門ごとや売り場ごとに分類すると、より効果の高い分析が可能です。 人時生産性の算出には、以下の計算式を用います。 人時生産性 

          設計部品表と生産部品表の違いとは?

          設計部品表と生産部品表の主な違いは以下の通りです: 目的: 設計部品表: 製品の設計段階で使用される部品表であり、製品の構成要素や仕様、機能などを記載します。設計部品表は、製品の開発や設計プロセスにおいて使用され、製品の設計思想や機能を明確にします。 生産部品表: 製品の実際の製造プロセスにおいて使用される部品表であり、製品の製造に必要な部品や原材料、数量、調達先などの情報を含みます。生産部品表は、製造工程の計画や実行、在庫管理、調達などの業務プロセスに利用されます。

          設計部品表と生産部品表の違いとは?

          設計変更情報をどのようにして部品表に反映させるか?その手順は?

          設計変更情報を部品表に反映させる手順は次のようになります。 1.変更情報の収集: 設計変更が提案された場合、関連する情報を収集します。これには、変更内容や理由、影響範囲などが含まれます。設計変更情報は、設計チームや関連する部門から提供されることが一般的です。 2.部品表の特定: 設計変更が影響を及ぼす可能性がある部品や原材料を特定します。これには、変更される部品や関連する部品、影響を受ける製品の部品表を確認します。 3.部品表の更新: 変更された部品や関連する部品

          設計変更情報をどのようにして部品表に反映させるか?その手順は?

          部品表の精度を維持管理するには、どのように行うか?

          部品表の精度を維持管理するためには、以下の方法が有効です。 1.定期的な更新: 部品表は製品の設計や仕様の変更に応じて定期的に更新される必要があります。製品の改良や修正が行われた場合、それに応じて部品表を更新し、最新の情報を反映させます。 2.正確なデータ入力: 部品表に含まれる各部品や原材料の情報を正確に入力することが重要です。誤った情報や欠落した情報が部品表に含まれると、生産計画や調達計画などの他の業務プロセスに影響を与える可能性があります。 3.標準化されたプ

          部品表の精度を維持管理するには、どのように行うか?

          部品表の構築にどのようにしてデジタル化と統合型システムを活用するか?

          部品表のデジタル化と統合型システムの活用には、以下の手順を取ることが一般的です。 1.デジタルツールの選定: 部品表をデジタル化するための適切なツールやソフトウェアを選定します。この選択には、企業のニーズや規模、業種、予算などを考慮します。一般的な選択肢には、製造業向けのERP(Enterprise Resource Planning)システム、PLM(Product Lifecycle Management)ソフトウェア、データベース管理システムなどがあります。 2.

          部品表の構築にどのようにしてデジタル化と統合型システムを活用するか?

          部品表を用いた原価計算、原価管理

          部品表を用いた原価計算と原価管理には、以下の手順が含まれます。 1.部品表の分析: 最初に、製品の部品表を詳細に分析します。これにより、製品を構成する各部品や原材料、それらの数量、仕様、調達先などの情報を把握します。部品表の分析は、原価計算の基礎となります。 2.原価要素の特定: 部品表を基に、製品の生産に必要な各部品や原材料の原価要素を特定します。これには、部品や原材料の単価、加工コスト、運送料などが含まれます。 3.部品ごとの原価計算: 各部品や原材料の原価を

          部品表を用いた原価計算、原価管理

          部品表を用いた工程のスケジューリング、生産日程計画

          部品表を用いた工程のスケジューリングおよび生産日程の計画には、以下の手順が含まれます。 1.工程の理解: 最初に、製品を製造するために必要な工程を理解します。これには、製品の部品表を分析し、製造に必要な各部品や原材料、それらを組み立てる工程、加工工程、検査工程などを特定します。 2.工程の順序付け: 製品の部品表に基づいて、各工程の順序を決定します。これには、部品の組み立て順序や加工の手順などを考慮します。また、依存関係や作業の重複を避けるために、工程の並行化や組み合

          部品表を用いた工程のスケジューリング、生産日程計画

          部品表を用いた資材調達計画

          部品表を用いた資材調達計画は、製品の生産に必要な部品や原材料を適切な数量とタイミングで調達するための計画です。 以下に、部品表を用いた資材調達計画の一般的な手順を示します。 1.部品表の分析: 最初に、製品の部品表を詳細に分析します。これにより、製品を構成する部品や原材料、それらの数量、仕様、調達先などの情報を把握します。部品表の分析は、資材調達計画を立案するための基礎となります。 2.需要予測の作成: 需要予測を作成します。これには、過去の販売データ、市場動向、顧

          部品表を用いた生産計画の立案は?

          部品表を用いた生産計画の立案には以下のステップが含まれます。 1.部品表の分析: まず、製品の部品表を詳細に分析します。これにより、製品を構成する部品や原材料、それらの数量、仕様、調達先などの情報を把握します。部品表の分析は、製品の特性や製造プロセスの理解を深めるのに役立ちます。 2.需要予測の作成: 次に、需要予測を作成します。これには、過去の販売データ、市場動向、顧客のニーズなどを考慮して、将来の需要を予測します。需要予測は、製品の生産量を決定するための基礎となり

          部品表を用いた生産計画の立案は?