素直に話を聞く…「自分への攻撃」と考えない
「だって」は、「どうせ」と並ぶ二大バイアスのひとつ。
なお、「どうせ」よりも「だって」のほうが“ちょっと
ヘヴィ”です。
なぜなら「だって」は、人の話に対し、とにかくケチを
つけたくなるクセだから。
このタイプの思考のクセ(というかバイアス)を持つ
人は、「どうせ」のように聞き流すのではなく、相手の
話をどう論破してやろうか、反論してやろうかと
ウズウズしています。
そのため相手が自分にとって有益なことを話してくれ
ていても、あら探しの方に夢中になり、意図を聞き
流してしまいます。
また素直に話を聞きれないので、相手の話をとにかく
否定し、自分をかばってしまうこともあります。
「だって」で論点をすり替えて言い訳をし、自分を
正当化しようとするのは損なだけ。
聞く耳をふさぎ、自分の欠点をねじ曲げて美化し、
下手をすると是正すべき点を逆に伸ばしてしまうそう
です。
そもそも指摘は個人攻撃とは異なるものであり、
議論も口論とは違います。
そう思って相手の声を聞いて受け止めることが
できれば、情報をたくさん獲得でき、改善点を教えて
もらえることもあるかもしれません。
結局はそのほうが、議論にも交渉にも強いことになる
わけです。
つまり、防御はむしろ自分を弱くしていることなの
だと自覚する必要があるということです。
参考書籍:『ハーバード流「聞く」技術』
(パトリック・ハーラン 著、角川新書)
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#コミュニケーション #対話
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