【詩と日記】七夕〜星に願いを〜
あなたはいらないって私が言ったら
心はいらないよとあなたが言った
だから
この身を差し出して私が笑う
この身を抱きしめてあなたが笑う
胸の真ん中がチリチリした
涙はどこから流れ出すのだろう
空調の効いた部屋は色気がない
そう言って連れ出された先では
海への窓が大きく開け放たれて
風をはらんだカーテンがはためいた
汗ばんだ肌にまとわりつくのは
気ままな海風なのか
夏の夜を漂う熱なのか
隠された私のため息なのか
見上げる無数の星は
どこかに置いてきた涙にも似て
きっと夜空を濡らす川となる
嘘つきなのは誰だろう
溺れたのは誰だろう
星とあなたと
私と星と
あゝ天の川
いつか轟々と流れ行くのなら
どうか私を遠く流して
心なんて言葉はどこにもない
誰も追いつけない遥か遠くへ
スランプ絶賛進行中。
推敲進まず七転八倒。
こういう時は潔く諦める?
それなら新しいものでも書こうかと
七夕の短歌を考えていたら、
何だかあれもこれも言いたくなって
31字では無理そうになったので
素直に詩に変更しました。
と言うわけで(詩なので)、
つゆばた企画には参加できませんが、
いいのができたからよしとします。
ハッピーエンド信望者の私ではありますが、
たまには「やるせなさ」全開で。
どうしようもないものもたくさん
この世界にはありますからね。
これどうなの……救いようがないんじゃ……
七夕ってもっとロマンチックなんじゃ……
とあとで愚痴るかもしれませんが、
今日はそんな気分だったということで。
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