美容クチコミサイトにおける利用実態とは？

皆さま、こんにちは。CCI Lifestyle Digital CONNECTです。

今回は、「美容クチコミサイトにおける利用実態とは？」について
弊社独自調査結果をもとにご報告いたします。

美容・コスメ業界に関わる方々にぜひご一読いただきたい内容となっております。

なぜクチコミの活用が重要なのか？

コスメを購入する際、クチコミを参考にする方も多いのではないでしょうか。コスメ商材のデジタル広告戦略として、クチコミの活用が欠かせないことは言うまでもありません。

特に昨今のコロナ禍で、体験機会の減少(テスターの撤去など)や、ECで化粧品を購入する生活者の増加により、購入前にクチコミを参考にする生活者が増えています。
そのため、今後もクチコミの重要度はさらに増していくと考えられます。

そこで弊社では、有効なクチコミとは何か、クチコミサイトはどんな時に見られているのかといったクチコミの閲覧実態について、スキンケア・ベースメイク商材に絞り、調査を実施いたしました。

今回の記事では、調査結果に加え、クチコミサイトの活用方法について紹介させていただきます。

クチコミサイト閲覧実態とは？

まずは、大手クチコミサイトであるLIPS、@cosmeの閲覧理由を見ていきます。

こちらのグラフは、ピンクがLIPS、グリーンが@cosmeです。
2つのメディアを比べた時に、LIPSの閲覧理由として@cosmeより差が大きかったのは、
「自分の年齢と近い人のクチコミが多いため」
「画像や動画で視覚的に把握できるため」
「実際の色味に近い写真が多いため」
でした。

一方で、@cosmeがLIPSよりも差が大きかった閲覧理由は、「クチコミ件数が多いため」という理由が圧倒的となります。
また、「登録されている商品数」のポイントも高く、これまで積み上げてきた@cosme内のデータそのものが魅力になっていると考えられます。

参考にされるクチコミとは

続いて、参考にされるクチコミがどのようなものなのかを見ていきたいと思います。

まずは、参考にされるクチコミ件数についてです。
LIPS・@cosme共に平均で「1,000件以上」のクチコミ件数が購買に寄与する、という結果となりました。

参考にされるクチコミ投稿日時については、
LIPSユーザーは「直近1年以内」が最もスコアが高く、@cosmeユーザーは「直近半年以内」「直近1年以内」が同率で高い結果となりました。
ユーザーとしては、直近1年以内の新しいクチコミを参考にしている結果が出ましたので、常に新しいクチコミが溜まっていく状態が理想であると考えられます。

ロゴの影響力

続いては、ロゴの影響力に関する調査結果をご報告いたします。

ロゴによる購買意欲の向上について、最も購入意欲が高まるという結果が出たのは、クチコミサイトの「ベストコスメ」「ランキング獲得」のロゴでした。
また、「ベストコスメ、ランキング獲得」ロゴの中でも特に購買意欲が高まるという結果が出たメディアは、クチコミサイト＞美容誌＞その他　の順番となりました。

まとめ

それでは、今回の調査結果のまとめです。

クチコミサイトの中でも閲覧理由が様々である現在、生活者に有効なクチコミとは何かを把握し、商材のターゲットにあわせて、適切なメディアにてクチコミをためていくことが重要であると考えられます。

いかがでしたでしょうか。
ぜひ美容・コスメ商材の広告戦略のご参考にしていただけますと幸いです。

なお、今回ご紹介した調査結果については、今年4月に弊社で開催したウェビナーでもお話をさせていただいた内容となります。弊社独自調査のご報告や広告ソリューションのご紹介を行うウェビナーは、今後も定期開催してまいります。

今回のnoteでご紹介できていない調査結果もございますので、資料をご希望の方は以下よりお問い合わせください。
https://www.cci.co.jp/casestudies/cci-lifestyle-digital-connect-vol2/

次回のnoteは11/24(水)配信予定で、
ウェビナーに登壇いただいたゲストとのトーク内容と、LIPS、@cosmeの使い分け方についてご紹介します。

LDCでは、今後も生活者への独自調査を行い、そこから見える効果的な広告戦略について発信していきます。
具体的な広告プランニングのご相談などは下記までお問合せください。

■お問合せ：LDC@cartahd.com

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【調査概要】
■調査対象：20-34歳の女性ｘ@cosme、LIPSユーザー
　　　　　　※各ユーザー均等なサンプル数を確保
■調査商材：スキンケア・ベースメイク
■調査地域：全国
■調査方法：インターネットリサーチ
■調査時期：事前調査　2021年1月18日（月）～1月20日（水）
　　　　　　　本調査　2021年1月20日（水）～1月21日（木）
■有効回答数：312サンプル
■調査実施機関：株式会社マクロミル
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筆者：昆 双葉