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金曜(子育てお悩み相談室):第6回(時間とのうまい関り方)

「親が変われば世界が変わる」のCCC HUMANです。
金曜日は『子育てお悩み相談室』として、
土日のGoogleフォームで募集したお悩みに
解決策を提示したいと思います。

では今週のお悩みです。

「子どもとの時間を十分に取れず、
 忙しい時は余裕がなく苛々することも。
 時間の使い方に悩んでます。」

ご相談ありがとうございます。

時間の使い方、難しいですよね。
大人、子供、子育て中に関係なく大事なことです。
1日は誰しもが平等で24時間しかないからね。

特に子育て時期は時間のコントロールが難しいです。
親が子供と関われる時間と
子どもが関わりたいと思う時間が
必ずしも一致するとは限らないからです。

そして、子どもの成長、そして親自身の成長とともに
時間の使い方も変わっていくでしょう。

今回紹介するいくつかのヒントを
一つのアイデアと捉えて、
柔軟な時間の使い方ができると良いですね。

●時間と関わり方

繰り返しになりますが、
1日は24時間しかありません。

その限られた時間をうまく使っていくしかないのですが、
大きく分けると方法は以下の3つが考えらえます。

・やることを人や機械に任せる
・無駄な時間を省く
・優先順位を決める

それぞれ考えてみましょう。

●やることを人や機械に任せる

この考えはとてもシンプルですね。
時間確保のために、自分の抱えている仕事や作業を
人や機械に任せることです。

人は苦手なものややりたくないものは、
ストレスがかかります。
そして、それに時間を取られるのは辛いですよね。

思い切って任せられるものは任せましょう。

家事代行やネット通販などを使って、
時間を省くことは、有効な手段の一つです。
乾燥機や食洗器、お掃除ロボットも初期投資は高いですが、
機械がやってくれる分、誰も文句は言いません。

これは作業は人や機械に任せられないか?
任せると自分の時間はどれくらい浮くだろうか。

そんな考え方をすると良いと思います。

●無駄な時間を省く

どうしても無駄な時間はありますよね。
ついついスマホを見てしまって、
気づいたら時間がたっていた。
そんなことはあると思います。

ただ、リラックス時間ということも
考えられるので、
絶対禁止とプレッシャーをかけても
辛いものかもしれません。

なのでうまく時間を使っていきましょう。
方法としていくつかありますが、
3つ考え方を紹介します。

①やらなくてもいいものはDo Notリストにする

リラックスでもなく、本当に無駄だと思って、
やらなくていいと感じているものは
リスト化して見えるとこに貼っておきます

そうすることで、自分の決意をいつでも確認でき、
さらに自分以外の家族にも見られていると思えば、
その行動の抑止力にもなります。

他にも、スマホであればアプリを消したり、
無駄と思っているものをしまって、
視界から消すのもおすすめです。

②リラックスタイムを決める

リラックス時間が微塵もないのも
ストレスになってしまいます。

そこで、リラックスタイムもスケジュールの中に組み込んでおきましょう。
よく、スケジュールを組む際に自分のやるべきことで
ぎっしりと埋めてしまい、
上手くいかないことありますよね。

しっかりと、余裕を持ったスケジュールを組み、
その中にはリラックスタイムもあるというのが、
大事なポイントです。

③まずは2分!と最初のハードルを下げる

無駄な時間を過ごす理由として
やりたくない仕事や作業があったときに、
まずは休憩してからと思ってだらけると、
いつのまにか時間がたっていることがありますよね。

そんな時は、まず休憩せずに2分でいいからやってみます。
このあと1時間やらないとと思うと気が重くなりますが、
2分ならと思って作業をスタートします。

そうすると、いつの間にその作業に
没頭しているということはよくあることです。
最初のハードルを下げることで取り組みやすくしましょう

他にも、やりたくない作業に手が付きやすいように、
準備をしておくのもいいですね。

例えば、料理をするときに食器がシンクにいっぱいあると
料理をする気がうせてしまいます。
そこで料理をする前までに洗って食器を片付けておくと、
最初のハードルが下がるので取りくみやすくなるでしょう。

●優先順位を決める

最後は優先順位を決めるということです。

時間は限られているので
やること、やりたいことが多い場合は、
どうしても優先順位を決めていかなければなりません。

これができていないと、
何から始めようかと考えているうちに、
脳みそのパワーを使って疲れてしまいます

なので、あらかじめ優先順位を
決めておくことが大事です。

優先順位を決めたらやることは二つです。
量を減らすか、質を落とすかです。

量を減らすのはシンプルに、
優先順位の低いことをやらないということです。

ある意味あきらめるということですね。
もしくは別の日にやるなど決めておくとよいでしょう。

その際は、何かにメモっておいて、
後でやるリストに載せておくのがおススメです。

後でメモを見た時に、何のことだかわからなかったり、
後から見ても、まぁいいやと思うものは、
きっぱりあきらめられると思います。

次は、質を落とすということですが、
これは、どこまで完璧にするかということです。

もちろん優先度の高いものは、
完璧を求めて頑張ればよいですが、
優先順位が低いもの
必ずしも完璧でなくてもよいと考えてみてください。

ここで以前にメルマガでも書いたのですが、
8対2の法則をご存知でしょうか。
パレートの法則とも言います。

これはあらゆるものが
8対2の割合で成り立っているという考え方です。

例えば、ビジネスにおいて売り上げの
8割は全体顧客のうち2割が生み出しているというものです。
他にも売り上げの8割は、全従業員の2割で生み出している、
などなどいろいろことがこの8対2の法則で成り立っていることがあります。

そして、こんな考え方もあります。
仕事の成果の8割は、
費やした時間の全体のうちの2割の時間で生み出している。

つまり、優先順位の中で
8割の完成度でよいものはそこまでと決めれば、
2割の時間で完了するので、
残りの8割はやらないことで新たな時間を生み出します。

●優先順位は人それぞれ

時間の管理が難しいのは
答えがないというのと、
時と場合によっても優先順位を変えないといけないためです。

ただ、時には人生にとって何が重要か
あらかじめ考えておくことも
大事なことかもしれません。

ブロニー ウェアが書いた
「死ぬ瞬間の5つの後悔」には
以下の5つ
が書かれています。

「自分に正直な人生を生きればよかった」
「働きすぎなければよかった」
「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」
「友人と連絡を取り続ければよかった」
「幸せをあきらめなければよかった」

さて、あなたは何を優先しますか?
振り返ってみましょう。

●子どもとの関わり方

時間との関わり方いかがだったでしょうか。
そして、時間のない中で
子育ての優先度はどれくらいでしょうか。

時間のない中、
子どもとの関わり合いは大変難しいです。
自分だけで時間をコントロールできないですからね。

ただ、子どもの視点で考えると、
子どもにとっても、親と過ごす時間はとても貴重なものです。

上手く時間をコントロールして、
子どもと接する時間を作ってあげてください。

そして、時間が思ったよりもかけられないとしても、
子どもといる間はたっぷりと愛情を注いでください。

子どもとの時間はしっかりと子どもに向き合う。

スキンシップを多くし、
子どもにしっかりと愛を言葉で伝える、
そんな愛情が子どもにとっての大事な時間
ではないでしょうか。

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