見出し画像

大学訪問のすゝめ


親として

オープンキャンパスに参加することは、
子どもが志望する大学の雰囲気や、
学びの環境を直接感じる良い機会。

この夏は積極的に、高校生の子どもに
親としても、オープンキャンパスに
参加するように、と、声はかけている。

まあ、行くか行かないか、
選択するのは子ども本人なんだけど。


進路指導主事として

ここだけの話、
進路指導を担当する教員としても、
大学に直接訪問すると
進路指導の質を高められる。

学生の雰囲気や施設、設備、
その大学の空気感を
肌で感じることができるからだ。

落ち着いた学生たち、とか、元気そうな学生、とか。
トイレは綺麗か、とか、食堂は落ち着く場所か、とか。

図書館で学生たちは勉強してるのか、
何冊あるのか、使い方は。
寝落ちしている学生の姿、とか。

パンフレットでは、
絶対に見ることができない。


さらに、

事前のアポは当然するけれど
大学の入試課を直接訪問して、
入試課長と膝を突き合わせて話す。

いつもは、大学の入試広報担当者が、
高校の進路指導室に来訪されるけれど
その逆パターン。

進路指導主事が、大学を訪問し
自分の勤務校を知ってもらい、
我々の《本気度》を伝えるのだ。

同じ熱量で、入試課長も応えてくれる。
その大学の《本気度》を得られる機会になる。

もちろん、
その高校の教育の特色が、
その大学のどの学部の学びとつながるのか、
直接意見交換できるからこそ、
進路指導の質の向上につながる。

生徒に、
「オープンキャンパスに参加しよう」
と、 ただの声かけをするよりも

「〇〇大学は〜だ。だから君に勧めたい」

と、その大学の《本気度》を生徒に還元するほうが、
はるかに生徒に届く。

北海道を離れて、
一人暮らしをしながら
高い学費を払って大学で学ぶ。

その価値に見合う大学かどうか、
我々の《本気度》も合わせて生徒に伝えると、
生徒も同じ熱量で、
進路選択を真剣に考えるようになる。


僕が関東の大学を訪問した時は、
ちょうど梅雨明けの時期だった。

蒸し蒸しした暑い空気が、
肌にまとわりつくし
空気が重い。

大学に行くまでの一歩一歩が、
道民の僕には辛かった。

だけど、関東遠征で得られた出会いと情報は、
苦労以上に、大きな糧になった。

大学訪問は、お勧めだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?