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親離れ、子離れを感じた進路面談とは

「東京に行きたい」
 そう、生徒が進路面談で話をしていました。
 公務員希望の生徒だったので、理由を聞きました。

 北海道の高校生は、地元志向が強くて、特に公務員志望といえば、市役所や町役場のような、「地元の公務員」を目指すことが多いんです。

どんな未来を描いているのか?

質問を重ねながら、「東京」のキーワードから見えてきた、生徒の別の姿が見えてきました。

今、困っていることは?
そろそろ始めたいことは?

と、生徒が自分自身のことを理解する質問を続けているうちに、この生徒が大学進学するイメージが湧きました。

そこで、埼玉の◯◯大学の情報を提供しました。
この大学のポイントは、
☑️ 学生寮が完備されてて安い
☑️ 学費の支払い方法が自力進学に向いている仕組みを整えている
☑️ 描いている未来に、近づける学びができる
☑️ 「東京」に行ける

親の負担をあまりかけたくないし、自立したい。
生徒の願いは、親離れ、だったんだな、って感じました。

ちなみに、多くの大学を知るには、インターネットや情報誌、パンフレットで情報を集めることも大切ですが、僕が重要視しているのは、大学の説明会等で、直接、その担当者とたくさん話すことです。その場で、指定校推薦の相談もできたりしますし。



その後、その生徒の保護者とも面談しました。

親御さんも、子どもには早めに独立して欲しい、と願っていました。
お互いに、親離れ、子離れという、同じ気持ちだったんですね。

進路面談を通して、大学進学に変わったことが、親子で話すきっかけになったみたいです。

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