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無意識な記憶の蓋

心療内科でのカウンセリングで、毎回最初に聞かれるのが「なにか話したいことはありますか?」

私はいつもはコレが嫌だった、こんな事があった、と話すのだが先日は違った。
カウンセリングは月に一度行っているのだが、本当に何を話したら良いか分からなくて、思い出せなくて、直前までそのことに悩んだくらいだ。
私は正直に「何があったか忘れちゃったんです。」「直近の3日間ずっと寝ていたことがあった。」とカウンセラーに話した。
初めての事象にカウンセラーは驚いていた。
私はふと閃き、携帯に入っている今月のスケジュール帳を開いた。
「そうだ、4日前に転職のフェアに行って、色々話を聞きました。」
そこからカウンセラーの方と話していく内に、「あぁ、そういえば…」と、私の身に起こったことや、その時受けた感情などが、ボロが出てくるように4個は出てきた。
しかも、どれもかなりヘビー級なもの。
1つだけ言うと、8年ぶりに父と会い呑んで、そのこと自体は楽しかったが、私の幼い頃のアルバムを捨てていたことが分かってショックを受けたこと。とか。

恐らく、無意識にマイナスな感情をしまいこんで、蓋をしていたのだろう。忘れてしまうほどに。寝込んでしまうほどに。
私は夢にでも逃げてしまいたかったようだ。

それでもカウンセラーによって蓋を少しこじ開けられ(向こうも仕事なので…)
“あぁ、そうなんだ。”とストレスを自覚することができた。これは大きい収穫だ。

こりゃあ、仕事復帰もゆっくり無理せずだなぁ、と感じた日でした。

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