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児童養護施設に休職届けを出しに行ってきた。
雨がザーザー降るなか、
書類やら診断書を提出する為に職場に赴いた。
書き終えて出勤していた、先輩女性の職員に久しぶりに会えた時、思わず抱きついた。
ドアが開いて走ってくる音が聞こえた。
気付いた時には時既に遅し。
だった。
私が関わってきた子どもが部屋を抜け出したらしい。駆け寄ってきた。
私は、両手を広げて2人の子を抱きしめては
一粒だけ涙を零した。
大きくなったねぇ、
元気にしてた?
子どもの返事とニコニコな笑顔に
私まで笑顔になった。
「まだ、元気にならないの?も〜遅いよ」
と口を尖らせる子ども。
「ごめんね、ちょっと難しい病気なんだ。」
説明が難しいね。
「あとどのくらいかかるんだよ〜」
そうだよね、3ヶ月ぶりだもんね。
「あと、90回寝たらくらいかな〜。」
とりあえず口にした。
「長いよ!もうめんどくさいなぁ〜」
なんて照れ臭そうに笑っていう子ども。
90回が長いことまで分かるようになったんだね、すごいね。
その辺に置いてある冊子を私の目の前に持ってきて見せる子ども。とにかく何かを見せたいみたい。
良かった、"私"忘れられてなかった。
この子達の中で私の存在が生きていた。
たった3ヶ月、されど3ヶ月。
子どもの成長ってすごい。
会えて嬉しかったなぁ。
でも、今夜は1人の夜が寂しくなるだろうなぁ。
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