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絵の具の取り間違いを防ぐ3つの方法

中学校まで、学校の図工や美術の時間はよく絵の具や色鉛筆を取り間違えていました。

色覚異常であっても原色に近い彩度であれば、色の識別はできます。あまり細かい色数になると難しいかもしれませんが、12色の色鉛筆であれば見分けられる人も多いのではないでしょうか。
ただ、どんなに彩度が高くても、暗い場所に持っていくとどうしても識別がしづらくなります。

絵の具を選択するとき、チューブに印刷された見本色を確認して手に取ると思います。
色覚異常者の場合、チューブから絵の具を出した段階で、「おや、なんか違うんでないか?」と気づくことがしばしばあります。これは、印刷された色よりも、ナマの絵の具の色のほうが彩度が高いためです。

自分は芸術系の大学に進学しましたが、入試で絵の具を使う「色彩構成」という実技試験がありました。数時間かけて、色を使ってバランスの取れた魅力的な空間を描く、という試験です。

このときに絵の具を取り違えてしまうと試験時間をロスしてしまいます。あとテンションもかなり下がります。

そこで、自分があみだした対策は以下の三つです。

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1. 絵の具はとにかく明るいところに置く(机の上とか)
2. 絵の具を色相環の順番に並べるくせをつける
3. 自分が識別しづらい色のチューブに何か記しをつけておく

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どれも自然にできることです。むしろ、なんかやけにきっちりした奴に見てもらえそうです。

色を間違えることで、恥ずかしい、辛い思いもしましたが、その甲斐あって、以下のことを学習できました。

・自分がどの範囲の色の識別が苦手なのかを、なんとなく把握することができた
・「この物体は何色で構成されているのか?」「それは何故なのか?」ということを考えるくせがついた

自分の特性を知るには、絵の具を使って絵を描くという手段はいい方法なのかもしれません。


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