
100%合法ドラッグ"KAVA"を飲んでみたら
バヌアツ共和国の首都、ポートヴィラから"Olsem wanem?"(ビスマラ語で"How are you?")
3月のバヌアツは夏季(雨季)です。土砂降りのスコールと蒸し暑い毎日を送っています。

故 W・H・リニ
バヌアツ独立の重要人物であり
1980年から1991年まで
国の初代首相を務めました
写真は加工無しです
真っ青な海と空
現在常夏真っ只中です
ミステリアスな飲み物
カヴァ(KAVA)の存在
KAVAと書いて"カヴァ"と読む南太平洋ではメジャーな飲み物です。バヌアツ共和国やフィジー、サモア、南国の島々では3000年以上前から習慣的に飲まれていたという事です。また、地域社会において大変重要な飲み物で、村の集会や結婚式などではお酒ではなく”カヴァ”が振舞われます。

泥水?ドラッグ?アルコール??
私の粗末な語彙力と経験を以ってカヴァの食レポをするなら、
「見た目は泥水、味は高麗人参みたいで唇がビリビリと麻痺、飲んだらすぐに脳がクラクラ、徐々にだらっと気が抜けてくる感じに」はっきり言って一杯で酩酊状態です。けど、アルコールのような二日酔いや頭痛になりません。そして依存性も無いとのことです。

不思議なナチュラルハーブです
荒くれ者もピースフルに
自然界で最も効果的なリラックスとストレス解消の植物と言われるカヴァ。何千年もの間、南太平洋の島々の人々はカヴァを飲みリラックスをすることによって、直面する病や死、争いごとの不安軽減をしてきました。村社会ではひとつ間違えば刺し違えになる乱暴者達をも鎮静化させる重要な飲み物だったと考えられます。

さらにカヴァは歯痛、腹痛、腰痛、関節痛、呼吸器疾患などに効く民間薬としても南太平洋エリアでは用いられることがあります。
市民は毎日カヴァを飲む?
午後4時にもなれば市内のカヴァBARがオープンします。BARはナカマル(nakamal)とも呼ばれ、ビスラマ語(ローカル言語)で集会所という意味です。ナカマルに相応しく夕方から多くの人が集います。家路のオンザウェイに皆さん行きつけカヴァBARがあります。知人のバヌアツ男性は「お酒は毎日飲まないけど、カヴァは毎日飲む」という事です。

昔ながらの伝統を守るバヌアツの離島ではまだ女性がカヴァを飲むことが許されていない地域もあります


勇気がいります
ワンカップで100円位
飲みなれている日本人で
3カップ迄が丁度
良さそうです

ローカルフードの
お料理も色々あります

"カヴァ始まってるよ”
売り切れると
赤いランプが灯ります
カヴァをお土産に選ぶことは慎重に

高価なパウダー状の
カヴァが販売されています
お土産にも一興ですが
欧米では健康食品や小売店でカヴァを購入することができます。ナチュラルハーブのカヴァは処方薬の抗不安薬にある副作用が無いため、不安軽減特性とリラックス、静けさだけを提供してくれることに西洋社会はウエルカムでした。しかし大量服用による死亡例、肝疾患などが報告されるようになりました。
日本等ではカヴァは全草が医薬品として使用される成分本質に該当するため食品に使用することができません。また販売が禁止されている国や、使用が制限されている国もあります。植物検疫で持ち込めない国もあるのでお土産に適さない場合もあります。
どんなに健康に良いとされる食品もサプリメントも過剰摂取は何らかの健康被害に繋がります。
因みに私はカヴァを常に飲むことはありません。ストレスがあってもカヴァを飲みたい欲求は起こりません……カヴァを飲むのならコーヒーかビールを希望します。
「#私のストレス解消法」は、音楽を聞きながらお料理をする事です。
お食事🍚情報
ベトナム料理
バヌアツ在住ベトナム人の知人が経営するお店でランチをしました。首都ポート・ヴィラには多くのベトナム人が生活をしています。

フォー(phở)一択
1200円くらい
日本と物価を
比較すると
バヌアツは高いです

その他ビーフも有
バヌアツには数千人から成るベトナム人コミュニティがあります。フランスによるバヌアツの植民地時代に起源を持ちます。1920年代から1930年代にかけてフランスは「バヌアツでのプランテーションの労働者」をベトナムで募集しました。第2次世界大戦の終結後、フランスはすべての労働契約を清算し多くの人がベトナムへ帰還をしました。残ることを選んだ年配の移民、さらには最近のベトナムからバヌアツへの移民、ベトナム人とバヌアツ人の婚姻による人々からなるベトナム人コミュニティは、バヌアツでは中国に次ぐ2番目に大きな移民コミュニティーです。