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いろいろ問題の多い日本の会社

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<仕事の内容がわからない??>

仕事の内容が具体的な場合は、その仕事が好きか嫌いかは別にして、
何をするかで悩むことはまずない。

最も困るのは、何をするかが分からない状態で、配属された人に、
何か考えて、何か結果出して、みたいなとてもあいまいなことを
言われる場合である。(まず、こんなことは無いはずだが・・)

でも、何をするかが分からない状態は極端にしても、人が配属されたけど、その人にしてもらう仕事があらかじめ決まってない場合はままあると思う。

こういうのが、日本特有のメンバーシップ型に多いのは確かだと思う。
(だからと言って、一概に欧米のジョブ型の方がいいとは思わない)

<仕事がいっぱいある!!>

新たに作られた部署でない限り、その部署の大きな役目はもともと
あるはずだから、それを細分化すれば、上記のような仕事内容で
なにすればいい?
みたいなことにはならないのが普通である。

というか、仕事はいっぱい発生する。黙ってても上から降ってくる。
(はずである)

それを部門長は部署の人に最適にあてがえばいい。

だが、それがちゃんとできていない場合がほとんど。

細分化されたタスク(仕事内容)はあるんだけど、それをたとえば
異動してきた人や、新入社員に、目的や求められる結果をちゃんと
説明しないまま、仕事がスタートしてしまうことがよくある。

というか、そういうのは「徐々に」とか言っておきながら、
そのまま野放しにされて、そのうち、「君は何やってんの?」
とか上司以外の人に聞かれてあせるとか、ままあるんじゃないかなぁ。

基本、仕事内容は誰が何をいつまでにどのようにとか、5W1H的に
指示されないと、(或いは自分で考えないと)
できない、動けない、周りに何も言えない、どうすればいい? となる。

こういうところは、その部署の部門長がしっかりタスク管理をしないと、
いけないのだが、それができない部門長が最近多いような気がする。

本来、その調整をするのが部門長、管理職であるが、最近の課長などは、
課長自身も仕事(タスク)をいっぱい持っているので、
つまりプレーイングマネージャーなので、
なかなか管理範囲が行き届かないことがよくあるのである。

冒頭に書いたような、やることが決まっていないような部署であれば、
困らないかもしれないが、普通はそうじゃない。

だいたいが、やるべき仕事をやっていると、さらに新たな仕事が
生まれてくるのが普通である。

<だいたいの会社の実態!?>

そうやって、仕事がどんどん増えて、部門長も仕事をいっぱいしていて、
部門の人の管理ができなくなると、いろいろなところで不具合が生じる。

そうなってくると、その部署は機能しなくなる。
つまり制御不能。

本来は、それを防ぐのが、その部署の上の部長レベルであるのが普通。

だが、部長は部長で、さらに上の本部長や役員との人間的なやりとりで
疲弊しているのが普通である。

こうして、会社組織は乱れていって、みんな不機嫌になり、うつになり、
休職し、みたいなのが実質今の日本の会社の実態ではないか?

<時短とか、働き方改革とか>

こうやって、会社は本来の仕事(意味のある仕事)以外の、
必要のない調整、何も決めない会議、そのための不毛な資料・・
などなど、しなくてもいい仕事も含めて、<仕事>が膨らんでいく。

それなのに、政府が無責任に言いだした、時短とか、働き方改革とか、
とうていできないことをどうやってやろうかと、さらに無意味な
仕事を増やし続けているのが実態だと思う。

時短、働き方改革を本気で言うのであれば、同時に仕事量をへらそう、
とも言うべきである。(当然その分売上げ利益は減るかもしれないが)

そりゃそうである。仕事は減らさない、時短はする、では論理的に
無理である。ちょっと考えれば、小学生でもわかること。自明の理。

それが、今の日本のリーダー、会社のリーダーが分かってないところ。

その証拠に、日本の官僚のほぼ無意味な超長時間残業が物語っている。

官僚の国会答弁のための徹夜なんてはやくやめて、答弁文章は
生成AIにでもまかせればいいのにと思う。本気で思う。

日本はまず、トップから変わらなきゃ、会社、しいては社員の仕事は
変わらないと思う。

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