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世の中のお手軽化について

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最近の若者の文化というか、若者だけじゃないかもしれないけど、
世の中のトレンドというか、流行りというか、そういうものが、全体的に

お手軽化

インスタント化


しているように見える。

それを示す流行りのワードとして、

コスパ

タイパ

コンビニ


などが上がってくるのが一つの証かなと思う。

まぁ、昭和 → 平成 → 令和 となってきて、こういう文化は、
いろいろ省エネになるし、効率いいし、時間は余るし、
いいこともあるけど、
なんか面白みがなく、つまらない気もしている。

昔に比べて、何でも便利になりすぎて逆に怖い感じもする。

昔はめんどくささを楽しむ感じさえあった。
(複雑なプラモデル作成とか・・・)

 ※なんでも簡単に軽く「つながる」ので、その便利さを
  悪用する詐欺も見受けられる。
  これは何とか防止してほしいもの。

<音楽>

音楽で言うと、レコード→CD→MP3→ネット配信となっていき、
どこでも好きな音楽が聴ける環境になったが、音質は下がっている
ように思う。

明らかにCDとMP3のデータで比較すれば一目瞭然である。

MP3などで聴くようになって、音の質が軽いというか、なんというか、
同じ曲でもCDの方がエッジ(シャープさ?、S/N比?)が効いている
感じがする。

また、曲もサビから入る構成となっているものが多いので、
「イントロどん」ができないのではないか?と心配する。

音楽に触れるのが、TikTokなど短いものが多いのでそうなるのか?
長く聴くのがめんどくさいのか?

<本>

本は電子化されて、お手軽になった反面、検索すれば要約が
すぐに見つかるので、本そのものより要約を先に読んでしまう
人が多いと聞く。

本の文章の要約なんて、AIとかが簡単にしてしまう、
便利過ぎて、恐ろしい世の中になったなと感じる。

<映像>


映像に関しては、映画や、TVの録画やBD、DVDなどを倍速で見る、
なんて人も多いと聞く。

これは映画とかの映像の「作品」を楽しむというよりは、
「情報」を頭に叩きこんでいるだけのような気がしてならない。

これは上記の本の要約と似ている。

世の中、本や映像などの情報が過多なのが一つの要因かと思う。

<情報交換>


情報交換の手段は、昔は手紙、電話、メールだったが、
今はLINEが主になった様子。

年賀状なんかも電子年賀状などをスマホで送って終わり。

手紙の書き方、作法なども知らない人も多いかもしれない。

自分だって、挨拶文など、分からないときは検索してしまう。

<飲食>


食事なんかも、
コンビニ弁当、
おにぎり、
カップ麺、
カップみそ汁
などで済ます人が増えているように思う。

<仕事>


会社も自分に合わないと思うとすぐに辞めて転職する。

自分に合うかどうかなんて、数年働いてみなければ
分からないんじゃないか?と思うのだが。
(ブラック企業は別にして・・・)

転職にしたって、退職代行会社というお手軽な方法を取る人がいる
とのこと。

<人間関係>


人間関係も希薄になったと感じる。

・友人関係
  深く付き合わない、飲み会しない

・親子関係
  大事なことをあまり話さない

・会社
  仕事だけして、それ以外の交流が少ない

・近所
  近所付き合いという交流が皆無

・結婚
  結婚しない

・結婚式
  簡素化、または式をやらない、写真撮って終わり

・葬儀
  人を呼ばない、家族だけですませる

<総じて>


いろいろなことに総じて、
時間がかかること、
めんどくさいこと、
そういうことをやらなくなってきてるように思う。

今はとにかくお手軽なことが重要らしい。


・・・・・・
でも、
ゲームを時間かけて延々とやっている人がいる。
また、有名ラーメン店に長時間並ぶ人がいる。
あれはなんなんだろうか?
こだわるところはこだわるということか?
・・・・・・

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