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【子育て】「自分でやらせる」の難しすぎ

noteを始めて3日。思った以上の方々にスキを押していただいて嬉しいです!更新継続するモチベーションになりました。ありがとうございます。

びっくりしたこと、2つ。

①自分の過去を正直に書いたらスッキリした
自分のトホホなところを文章化することで、背骨グネグネなのがスッと伸びた感覚がある。整体のようにスッキリ。過去に向き合いながら書くので時間がかかるけど、労力以上の効果があってびっくり。

②なんか優しいSNSだぞ
わたし、SNS怖い。周りの反応を恐れて滅多に投稿できないけど、ここにいる方々は「自分の心を丁寧に言葉にすることに集中されている優しい方」ばかりな気がして、ここなら私も書けるような気がする。

とういうことで、なるべく早起きして記事を書きたいと思います。
今日は、ここ数日の子育ての気づきを書きます。(娘1人、現在小1)

「自分のことは自分で」が口癖なのに

私は世話を焼くタイプでも、ましてや子どもにいつまでも赤ちゃんでいてほしいと願うタイプでもさらさらなく、どちらかといえばドライで、子どもに早く人間として勝手に生きてほしいと思っている。

にもかかわらず、うちの娘は究極の甘えん坊だ。自我に目覚めた1歳半以降は、目を覚ました瞬間「ママキテー!」と叫ぶことから始まり、間髪入れずに要求の連続投球をよどみなく行うのが一日の基本的な過ごし方である。

これやって、あれ言って、それ持ってきて。
ヤクルトの蓋開けて、蓋開けすぎないで、ちょうど45%くらいの半分いったか行ってないかくらいの絶妙なラインまで蓋開けて……。

頭に浮かんだ要求を一つ残らずなぜか私にさせたがる。どう考えても自分でやったほうが早いのに。

何度も騒動の原因となった「ヤクルト」

そういう時の私は、「自分のことは自分でやろうね」と呪文のように繰り返し唱えてきた。しかしそれが全く理解してもらえない。「ママなのに愛する娘の要求が聞けないの?」と不機嫌になり、ひどく癇癪を起こすことも多い。

時にブチギレる私。さらに暴れる娘。
ああつらい、要求地獄。

保育のカリスマはこう言っている

子育てに悩む令和の親であればきっと一度はすがるであろう存在「てぃ先生」は、「子どもの要求を聞いてあげた方が、突き放すより自立が早い」とおっしゃっていた。確かにそうかもと思い、私はそうすることにした。

相変わらず「自分のことは自分でやろうね」と呪文は唱えつつも、基本的に娘の要求に応えてきた。かぐや姫に仕える「じいや」のように、仕方ないですねえと3年ほど要求を聞き続けた。

じいやの効用

そうすることで、たしかに愛着関係はできた。

子どもは2歳から毎日欠かすことなく、多い日には50回くらい「ママダイスキー」と言ってくれる子になった。ママダイスキーのバリエーションは豊富かつロマンティックで、「星の数ほどダイスキ」「おばあちゃんになっても天国に行ってもずっとママと一緒にいる」などと、要求地獄のつらさを焼き尽くすほどの可愛さで言葉のプレゼントをたくさんくれた。

最近小学1年生になって友達関係でトラブルがあっても、私には正直に話してくれたから一緒に問題を解決することができた。てぃ先生ありがとう・・・と言いたいところだが、傍から夫は見ていた。

ニヤリ顔の娘

私の愛情に確信を持ってからの娘は、試し行動ではなく、「惰性」でワガママを言っているかもしれなかった。

私がじいやとして「はいはい」と要求を聞くと、娘は私に見えないところで「ニヤリ」としているらしい。半泣きで助けを求めてくる時も、夫から言わせるとほとんど嘘泣きらしい。

「このままでは一生、ワガママ娘になるよ」と問題提起をもらい、先を想像したら恐ろしかった。タイミング的にも学童に慣れたし、パパとの信頼関係もできてきた時期だったので、今だ!と私は日々の接し方を変えることにした。

「ニヤリ」で検索して出てきた画像

得意な人にやってもらおう

娘のワガママをきかず、ビシバシ自立に向けて指導すると方向性を決めた。が、そういえば、それは私のかなり苦手分野だった。

昔、家庭教師のバイトをしたけれど、教え子は勉強にやる気がなかった。「やらない人のお尻を叩く」これが私には難しい。一緒にナゾナゾをしたり、好きな音楽の話を聞いたり、私のサークルの話をしたりしてしまった。仲良くなったけれど学力は伸びない。当然クビになったのだった。

20代の時、大学生のコーチングの仕事をしたことがあった。私みたいな、のんべんだらりと暮らしがちな人間が、素晴らしい大学生のやる気に火をつけることなどはできなかった。面談の時間は楽しくて仲良くもなったけれど、決して成長には貢献できていない。家庭教師の時と全く同じなのである。

それをまた私は育児でも繰り返している。こんな時はどうするか。得意な人にやってもらうのが一番だ。幸いうちに頼れる夫がいる。私は「何もしないを、しよう。」と、いつの日か見た久米島のキャッチコピーを頭に思い浮かべながら、娘対応の前線から名誉ある撤退を決めて指導を夫に任せた。

久米島、海きれいだったなあ

ワガママ娘の一夜革命


「リモコン取って」と娘が言った。

いつもなら私が取ってしまうが、グッとこらえた。「リモコン自分で取りなさい」と夫が言うと、娘は「どうしてパパが取らないの!」と激昂した。「ならテレビ見なくていい!」と夫が怒って別部屋に移動。「ママキテー!」と叫ばれたが、私はへらへらと、何もしないをした。

ママとパパの対応が、これまでと違う。そのことに気づいた娘は、ヤカンが沸騰するように怒り狂った。

怒り狂う娘に対して、夫がビシッ!と痛恨の説教をした。そのあと私の膝にのせて、ゆっくりと3人で1時間かけて話した。「自分のことは自分でしようね、できないことはパパママが手伝うから」と。ついにおとなしくなった娘は、状況を受け入れ始めているようだった。

娘は頭がいい。「自分のことは自分でやる」の意味を理解していて、今がそのタイミングと悟ったように見える。いつもなら全力拒否のお風呂に速やかに入り、夏休みの宿題も進めた。これが続くなら、ワガママ娘の革命だ。

翌日は果たして

翌朝7時、隣の部屋から娘の声が聞こえた。

「ママキテー」

……革命失敗!!

と落胆したものだったが、なんとか心を持ち直し、「こっちにおいで」と声がけを行うと、なんと娘が自分から私のいる部屋にきてくれた。

その後も、自分で動こうとする行動が見受けられる。娘は一つ、自立に向けて階段を登ったかもしれない。

子育て、めっちゃ難しい

水が足らなければ、枯れる。水をあげすぎれば、腐る。
娘がいま育てているアサガオのように、子育ては難しい。

毎日が試行錯誤で、効果が出ても続かない。しかも誰からも「合ってるよ」とかフィードバックもらえないので、進む道があっているかもわからない。進んで、戻って、水前寺清子。地味で、長くて、孤独な戦い。

そういう中で自分の育て方について指摘されると、努力が否定されたようで反発したくなる。だけど本当に大事なのは子どもの成長だから、そこだけに焦点を当てて家族と協力体制をつくることが大事だと学んだ。

家族で話し合えば解決、なんて簡単なものではないけれど、少しは、いや、かなり、解決のスピードは上がる。そうできるように私は私の心を素直にしておくことが大事だな。と、当たり前のことを思った数日間でありました。



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