真冬に、保護猫サロンの入り口に捨てられたひとつの命
真冬の早朝、身動きもできない小さなキャリーバッグごと捨て置かれた黒猫。寒さと恐怖で一晩中体を震わせて過ごしたことでしょう。
保護猫サロン創業5年目にしてはじめてのことでした。
※現在は防犯カメラが数台設置済
遺棄は犯罪、それでも遺失物扱い。
日本は完全にシステムエラー!
動物のために長い闘いの日々
警察に届け出に参りましたが、明らかに〝遺棄〟なのに〝遺失物(落とし物)〟扱いになり、納得がいかないまま、遺失物保管期間で碑文谷警察署に移されました。
引き取り条件は、捨てた人には甘いさく、保護関係者にはハイリスク、当事者の猫に配慮なし、
という負のループのそのものです。
日本では権利をもつ人が動物の知識がなく、時代に遅れをとり、動物が理不尽に扱われ続ける
ゼロリスクで猫は救えない
保護活動はオールリスクを切り抜ける
『けもの道』➕『菩薩道』
2か月後、クロザベスの部屋に暖房がないのを知り、警察と動物愛護センターに〝動物愛護法“に触れるとして環境改善を訴え続けました、
双方のルールが違うので…とお互いに言い訳ばかり。権利と責任はセット猫1匹ですら守れない、リスク回避思考らなんとも頼りなく、猫が聞いたら呆れるでしょう。
当時うちのケージはすでに満杯で、マンパワーと医療費も不足しており、1番の問題は感染症リスクです。
(白血病などがあったら新たな隔離スペースが必要のため)捨てる人の尻拭いはキリがなく、社長としてリスク管理を取るべきか葛藤しつつ、
”これ以上の理不尽を味あわせたくない!‘’
と心の叫びに従い保護を選びました。
これは特別な情熱とかではなく、
『あたりまえのことをあたりまえにするとシンプルに原動力が生まれる』
それだけなんです。
別にいいことしてるとか思っていません。
警察は動物関連に関しての判断がおかしすぎて、もっとひどい状況で虐待、殺された犬猫がいても自分たちが動かない判断をしており、保護関係者は、全国で裁判が勃発、本気で戦っております。
猫への愛情は無償でも、善意に頼りきった古い体制では限界。
愛情ベースで考える、協力し合う、新しい時代を作ろう
猫のプロフェッショナルとして、猫を守る人たちと共に
クロザベスの激しい抵抗に3人がかりでも保定が難しく、動物病院から鎮静を推奨されましたが、保護直後の気力体力が落ちた状態で逝ってしまう猫たちもいてギリギリまで頑張りましたが、あまり抵抗を長引かせると体力が落ちてしまうためにお願いしました。
院長先生とプロ同士の真剣なディスカッションで、猫に対する感性はお互いに磨かれていきます。
シェルターに到着、
新しい仲間と新生活のスタート!
人を信用できず、ストレスで食事もあまり食べず、食べても吐いてしまうクロザベス。
2か月ぶりに窓から太陽や、緑、風、土の香りを感じたり、大好きなおやつを食べたり、シェルターの保護猫たちに優しくしてもらったり、少しずつオープンマインドになってくれています。
根気よくお世話をして信頼関係を育み、
本来の愛らしいクロザベスに
シェルターの猫達ともまだ打ち解けず、孤高で不器用な女の子クロザベス。今はお気に入りのおやつタイムには目を丸くしたり、手厚いケアをしながら少しずつコミュニケーションをとりはじめてくれています。
人に甘えるようになった頃には、CAT LIVINGにデビューして皆さまにご挨拶させて頂き、未来の里親様にお逢いできるのを心から楽しみに頑張ります💪✨
私達は保護猫を守り育てる役割で、里親にお迎えしてくださると次の子がたすけることができます。保護猫に関心をよせて頂きましたら、ぜひとも保護猫からお迎えして頂けると、とても嬉しいです!
スタッフ•ボランティアさん募集
何か私にもできるかなと思っていただいた方は、インディード、ホームページ、noteをぜひご覧くださ
い。お問い合わせは店舗まで!
🐈保護猫サロンボランティア
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💻コンテンツデザイナー
📝事務、総務
保護猫サロンCAT LIVING
(東急東横線 都立大学駅20秒)
ホームページ
http://cat-living.co.jp/
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