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②学生がよく来るジム

大学の施設として、学生が使えるジムがあった。校舎がある通りから、3本あり、正門から徒歩6分くらい。


大学の掲示板か何かに、案内がのっていて、たまたま授業も休講になったし行こかな、そんな軽い気持ちでいってみた。地下には大きなプールがあり、外観は丸みを帯びていておしゃれ。
エントランスの天井は高くて、開放感があった。左手奥の受付には、大学生に見える男性と女性が水色のポロシャツを着て立っていた。2人がいるところに向かった。

「会員証はお持ちですか」

「いえ、初めてです」

「では、学生証はお持ちですか」
そんなやり取りをして、女性が案内をしてくれた。2階へ向かう階段は、緩やかにカーブしていてそれもおしゃれだった。

白い壁で、大きさもコンパクトな更衣室で緑色のジャージに着替えた。
ここのジムも入り口の扉は、ガラスになっていて廊下から、黒いマシーンや勇ましい身体が見えた。
扉のすぐ左に小さなカウンターがあって、半そで短パンの細マッチョ系の男性が笑顔だった。

「本日、初めてですよね」と人懐っこく聞いてくれた。ジムはそんなに広くはなく、マシーンが、隙間を見つけて肩を寄せ合って、置かれている印象。床は黒いラバー素材のようなものが敷かれ、マシーンも黒なので重厚な雰囲気だが、壁はガラス張りになっていたので、明るかった。

利用者は6人ほどいて、それぞれのトレーニングを黙々としていた。スタッフは、この笑顔の爽やかな青年だけらしく、BGMが一番よく聞こえた。

一通り、マシーンの説明をしてくれて、彼はカウンターに納まった。
みんな黙々と自身の身体と向き合っているので、なんだか恐縮してしまった。
「わたしは、自分のトレーニングメニューとか無いだよんな・・」と。
結局、一番無難なランニングマシーンとチェストプレス、太ももの機械をした。

これで帰るのも、もったいない気がして自転車も漕いだ。
このジムではセミナー等も開催されるらしく、ポスターがたくさん貼ってあった。姿勢改善とか、食事見直し、とか。地下のプールでは、レッスンもあるらしい。

このジムは、学校に近いのが何よりもメリット。そして、利用者の多くが同じ大学の学生、というのも多少安心感があった。
そしてここも、月会費性ではなく都度利用ができるのが良かった。
ある程度トレーニングについての知識があり、モチベーションも人の方がより有効活用できる気がする。そんなジムでした。

































































































































































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