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【アーカイブ2017】連合であり連合でなし~滋賀大会1日目延長戦・彦根翔西館

夏の高校野球滋賀大会が開幕。おととし優勝の比叡山、センバツ出場の滋賀学園が勝利したが、どちらもヒヤヒヤの展開だった。

滋賀学園に敗れた彦根翔陽・彦根翔西館連合。確かに連合チームだが、これは翔陽と彦根西の統廃合によるもの。選手は学年によってユニフォームこそ違えど同じ敷地で学ぶ先輩・後輩の関係だった。

去年の秋は滋賀県大会ベスト4。『少人数の連合』というより『ガチガチの強豪』で接戦を演じるのも全くおかしくはなかった。

とはいえ。来年の春に3年が卒業すれば移行期間も終了。『彦根翔陽』と名がつく大会は今年が最後で、寂しい思いをしているOBも多かったはずだ。

牧田さんも言っていたけれど、練習グラウンドもなかなか使えず、初日にセンバツ出場校との対戦というめちゃめちゃ難しい環境の中で、『彦根翔陽ここにあり』を存分に見せてくれた。

来年からは『彦根翔西館』の単独チームになる。彦根翔陽の『翔』。彦根西の『西』。残った1文字に、全ての思いは詰まっている。【2017年7月9日掲載】

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