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滋賀の勢力図は変わるのか~2021春の中間報告

2年ぶりに開催されている滋賀の高校野球春季大会。地元で近畿大会が開催予定(5月5日現在)のため、夏シード獲得のベスト4に加え、近畿出場権を得る3位以内にどのチームが入るか注目されています。

5日の試合が雨天中止で日程が少し空いたため、ひまつぶし程度に読んでいただければと中間報告をします。実際に見た試合と見ていない試合があるため、主観的な論評ではなく客観的指標としていつもの世代ランキングを使って振り返ります。

シード4校について
今春のポイントを入れない状況で、4校ともすでにランク5位以内だったため比較的順当な勝ち上がりと言えます。準々決勝は全てランキング上位チームが勝利し、ノーランカーのシード誕生とはなりませんでした。

近江と光泉の敗退について
近江の3回戦敗退に驚いた人もいるかもしれませんが、対戦相手はランキング5位の立命館守山。表の通り、近江は2019年の1年生大会も去年の秋も滋賀学園に優勝を譲っているため、番狂わせという表現で片付けられない面もあります。一方3回戦で米原に敗れた光泉カトリック。米原が最後にポイントを獲得したのは2019年の夏で、選手の入れ替わりを考えるとこちらの方が番狂わせです。学校独自のコロナ対策で2月に2週間休校も経験し、調整の難しい面があったかもしれません。

夏の展望について
この後の成績次第で立命館守山と水口東は光泉カトリックを抜く可能性もありますが、上位3校の構図は変わりません。もともとランキングを始めた理由が「今年はどこが強いんですか?」という質問に同じ条件で答えるためだったので、ランキング上では「本命は近江。対抗は滋賀学園か綾羽。ただ、実績の差は前の年より小さい」という答えになります。いずれにせよ今大会で滋賀県の勢力図はほとんど変わりませんでした。コロナ禍の状況ですが、球児たちが最高のコンディションで夏の大会に臨むことを心から期待しています。その上での注目校はまた夏前に。

世代ランキング
・最高学年入学後の実績をポイントで判定
・県大会は優勝10/準優勝8/3位6/4位4/ベスト8で2
・3位決定戦のない県大会はベスト4の2校が5
・1年生大会は×1/春は×1.5/夏と秋は×2
・近畿大会は春、秋とも出場3で1勝ごとに3
・全国大会は春、夏、秋とも出場5で1勝ごとに5

【例】2018夏の近江は40P ※滋賀大会で10×2、甲子園で5+5×3

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