21歳にして白内障になった話

今日は仕事を休み朝から眼科へ。定期検診で4ヶ月ぶりの診察だ。僕は去年29歳にして白内障の手術をした。同世代はもちろん、会社の上司よりも早い。なかなかの好記録だと思う。このまま順調に年を経たら40年後くらいには同世代が白内障手術をしだすだろう。その時僕は経験者ぶって友人の相談に乗ったりするはずだ。

いや待て、どうだろう。僕は40年後もちゃんと覚えているのだろうか。そもそも白内障なんてものは手術なんてしなくてもよくなっているかもしれない。僕の曾祖母がその昔、白内障の手術をしたときは術後痛くて眠れなかったらしい。僕は術後帰って布団に直行した。医療は常に進歩しているのだ。

このままじゃせっかく手術をしたのに家族と一部の友人にしか話をしていないのは勿体ない(何がだ)。なので、術後約1年のこのタイミングで(自分史の中では)貴重な体験を忘れないよう記しておきたい。

僕が白内障になったのは21歳の頃だ。圧倒的な早さである。もう少し早ければティーンネージャーだった。僕はアトピー性皮膚炎があり皮膚がが弱いのだが、そういった人は目をこすったりするので、早い時期に白内障になったりするらしい。この頃にはアトピー性皮膚炎もそこまで酷くなかったのだが、幼少の頃からの積み重ねだろう。とにかく、21歳で目に白濁が見られ、要経過観察となつまた。医療用のカメラで撮られた自分の目はハッキリと濁っていた。物理的に濁った目を見るのはなかなかショッキングだ。昔モノブライトという北海道のバンドの初期音源に「死んだ魚の目」という曲があったのを思い出した。

目が濁っているからといって、すぐに手術とはならない。濁りが広く、濃くなると徐々に見えづらくなってくるのだが、日常生活に不便がないのであれば、焦る必要はないようだ。手術で眼内レンズを入れると老眼のような見え方になるそうなので、早くやったらやったで不便もあるのだ。ここはいろいろあったので後ほど詳しく記そうと思う。

そんなこんなで、定期的な検査で経過観察となつった。特に見え方に大きな変化はなく、日常生活に支障はなかったが、徐々に写真の白濁は濃くなっている感じがした。手術の1年くらい前から、やたらと日光が眩しく感じるようになった。朝マンションから出たときや、地下鉄の駅から出たときの眩しさがおかしい。病院で伝えると、白内障の典型的な症状とのことだった。水晶体で光が散乱するためらしい。よく分からないが、そういうことらしい。ちなみに、この状態の目で散瞳検査で瞳孔を開いてから、診察で目にライトを当てられると気が狂いそうになる。ほぼ拷問に近く、「うおぉぉぉ」みたいな声が出てしまうのだ。

もう一つちなみに言うと、僕はいつの頃からか左目の瞳孔が常に開いていることが分かった。知人にその話をしたところ「デヴィット・ボウイみたいでええやん」って言われたので自分でもええやんと思っている。

さてそんな風に眩しさを感じらようになると同時に少し視力が下がってきた。このタイミングで、先生から「そろそろ考えていきましょう」とのお言葉をいただいた。人生初の施術だ。いよいよか・・・とは思ったが、お爺さんやお婆さんもやってるし、このときはまだ余裕をかましていた。

長くなったので今日はここまで。次は目の中に入れるレンズ選びの話から👁

今日の1曲







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