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全ての人に才能がある 気づくか気づかないだけ

今、私はあるクリエイターを育てている。

元々はうちの常連のお客様でした。

話していくうちに彼女には「才能」があった。

前の記事でも才能については書いているので読んで見てください。

先程書いた記事にも少し書いたけど、私の妻に才能があるのを出逢って数日で感じた。

当時出会った頃よくよく話を聞くと、特に中学生の頃に美術部で市の賞をもらった事があったという。

でも高校進学では美術系の学校ではなく普通高に入学。

なぜなら彼女は母子家庭で美術用具も買えなかったという。

中学の担当の先生には美術系の学校を勧められたそうなのだが、結局のところ「お金」の問題で夢を諦めざる負えなかった。

帰宅部で高校時代を過ごし、女性なのに鉄筋関係の工場に就職。

結局、鉄筋関係の仕事も身体的疲労で退社。

その後ライン工場へ就職。

就職して1年後くらいに私が入社。

同じ職場で働く事になる。

彼女は新しい部署の品質管理に移動。

工場内で品質について話す事があり、1日数分は話す仲になった。

その時に品質の説明する時に彼女がイラスト書いて説明してくれた。

そのイラストがキャラクターを用いて描いてくれたのでわかり易かったのである。

彼女に私は「絵関係やってた?」と聞いたら中学生の時に美術部だったと話してくれた。

それからは1年くらいは同じ職場の同僚として働いていた。

彼女とは夜勤のない場合は、たわいもない話や家庭の事情等を聞いた。

その中で印象的だったのが…

「やりたい事?ないよ。だって生きていくだけで精一杯。」

と話してくれたんです。

確かにやりたくない仕事でも生きていくためには働かないといけない。

でも私自身が何も才能も努力も出来ないから、ある意味才能がある彼女が羨ましく思えた。

その時に芽生えた感情が「彼女をサポートしてみよう」だったのです。

すると数年後彼女は「ネイルが凄く気になる」と言って、誕生日プレゼントにネイルチップをサロンさんにお願いして制作してもらった。

凄く気に入ってくれただけではなく、自分でやりたいとなったのである。

そんな彼女を見るのは初めてでした。

それから国に教育ローンを申請して、会社に務めながらネイルの美容学校の夜間に数時間行く生活を1年半続けました。

親から離れたのも一人暮らしにならないとお金が確保出来なかったから19歳で一人暮らしをする事に。

私もサポートすると決めたが、お金に関しては彼女が決めた事なのでその意思を尊重し引越しの手伝いなどは積極的に行った。

その後無事に難関と言われる1級まで夜遅くまで勉強して合格。

プレゼントで制作してもらったネイルサロンに飛び込みで面接してもらい入社する事になった。

出逢って6年の月日はかかりましたが、彼女の才能を活かす場所へ「道」は開けたのです。

「全ての人に才能はある」

「気づくか気づかないだけ」

私が種を蒔いた(発言)事で彼女の人生とマインドを変えてしまった初の人物になってしまったのである。

そして今、新たに才能を感じる仲間がいる。

それが冒頭で話した元お客様である。

彼女と私は同級生(歳が同じ)。

何かに挑戦するキッカケを数年前に与えた事で「才能」が開花しようとしている。

今後noteでも彼女をサポートしながら新しいクリエイトを紹介出来たらと思います。

「チャレンジする事に年齢は関係ない」

「生きてきて無駄な経験はない」

と彼女から感じる。

まだまだ40歳を超えても学びは多い。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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