コラム・エッセイ

【生きる為に、人助けを諦めた】

【生きる為に、人助けを諦めた】 気が付けば、わたしは、 “お金を払える人しか助けていない人生” に なっていた。。。。 たとえば、大阪には、 『グリ下』(グリコの看板下の周辺) と呼ばれる場所があり、 若者などが多く集まり、 誘拐やレイプなど犯罪やトラブル に巻き込まれるケースも 数えきれないくらいある。。。。 そこに たむろう若者たちは、 どんな人に助けを求めるのか? どんな人がそこにいる若者たちを救うのか? 「日本には、生活保護や女性センターなど、 困ってい

【日記】240919 飛田は元気

今日はなんかしこたま眠かった。何かにつけて眠かった。 朝からとにかく寝た。いっぱいいっぱい寝た。 なんでこんなに眠いんだろう。何もしてないのにとにかく眠かった。 朝起きたら南がバイト先から持って帰ってくれたピザがテーブルにあった。これはだいぶ嬉しい。そのまま食べようとすると、「水を入れたコップと一緒にチンだろ?」と言われる。そういうものかと思いぼんやりしていると全部やってくれた。確かにもちもちだった。「な?」と言われた。 5時過ぎに準備をして家を出る。今日は19時半から超

労働から逃げる ベトナム南部より

僕は2ヶ月前に、高校、大学と順当に進学し、新卒として入社した会社を辞めた。 そして今はベトナム南部の人口16万そこそこの地方都市に住んでいる。 あの、スーツをびしっと着こなしたビジネスの世界から、一転して半裸のおっさんが道端で果物だのなんだのを売り散らかしている国にやってきたのだ。 正直、日本と比べるとベトナムの衛生状態は天と地ほど違う。道も家も店も、総じて汚い。街を歩けば、様々な種類の「悪臭コレクション」が鼻腔を刺激する。 だが、不思議とここは居心地がいい。 それは労働の

=原始人

わたしが幼い頃は、家がなくて路上で生活をする人に対して「ホームレス」という言葉はまだ使われておらず「こじき」と呼ばれていた。 小学1年生の時、自宅と小学校の中間の道端にその人はいた。その辺の畑でとってきたであろう藁の束で囲いを作って、その中で住んでいた。 どういうわけか当時のわたしは「こじき」=「原始人」と思い込んでいて、藁の家が現代と原始時代を繋ぐトンネルで、その人は2つの時代を自由に行き来できる特殊な存在だと信じていた。 給食の揚げパンが大嫌いだったので、揚げパンが給食に

「もう嫌だ」とタイトルに書いては消して、

「殺してくれ」とタイトルに書いてはまた消して、 「人生めっちゃ楽しいどぇ~~~すピースピース」と書いては消して、をずっと繰り返している。 かなりセンシティブな話になるけれど、こういうことを本当は世の中に発表して、誰かに読んでもらいたかった。 かなり幼い時から、ずっとそう思っていた。 今、俺は文章の力も、それを下支えする思想も、人を動かすだけのものは持ち合わせていないとはっきりわかったから、これからはその両方を、もう2段階も3段階も上に持っていかなければならない。 だから書く

2022.09.08_甘え

渋谷のスクランブル交差点 あれを横切った時 私はこの世界に甘えられただろうか 果てしなく人がいて 馬鹿みたいに人がいて 知らない人が知らない人生を送っていて やるせない気持ちになる 東京の人はあるくのが早くて 誰にも気づかれないように 走るように 歩いていた 当たり前に私は 過ぎ去られて行く おじいちゃんの聞き取れない話 おばあちゃんが倒れた話 聞こえるように叫んだ父の声 全てを我慢した母 全てが許せなかった姉 そのはしくれ に私はいた 他人の甘さが甘かった 甘くて

今なればこそ

多くの人と同じく、深圳での事件を心から悼みたいと思います。 とても楽しく、故に心残りをたくさん作った中国旅行から先週帰ってきて、いまだに心のどこかをあちらに置いてきてしまっているような気分です。なので、正直どう気持ちを前へ向けたものか、と持て余しています。 仮に今回起きてしまったことが彼個人の国・民族への憎悪が原因だったとしても、それが故に残された私たちが憎悪をさらに膨らませるのはもちろん合理的ではなく、悲劇をさらに広げていくものでしかありません。 だから、私が今やるべき

芸人あるある「地元のツレに一発芸求められる」

こんばんは。 名古屋で活動している芸人です。 かれこれ3年近くお笑いをしています。 そんな中、ほんの少しだけ芸人やってるからこそ起こる嫌なことを経験してきました。 その中で1番きついのがタイトルにある 「一発芸してや!!!」です。 これはきつい。まぁきつい。 言うて、売れてないもんですから当然僕のことを売れてないカス芸人と扱ってることだと思います。 それでこのような発言が出るわけです。 ダウンタウンさんが地元に帰ってきた時、こんなことを言われるはずもなく、こう言うことを

ガザの男の子にまだ見ぬ息子を重ねてしまう夜

ちょっと感情がおさまらないから書かせてください。自分でもよくわからない感情だからうまく書けないかもしれないけど。カウンセリングだと思ってポロポロ吐き出させてください。 Xで、ガザのまだ小さな男の子の頭や足が切れている動画がふいに流れてくると、ブワアと感情があふれて毎回過呼吸みたいになってしまう。被害にあった男の子をお腹の子と重ね合わせて、単純に悲しくてつらいのもあるし。わたしは何年も前から「理不尽な世の中だ」ってわかってたのに、これから産み落としてしまうことになるよ、ごめ

若い者は恩義がない!これでいいのだ!

私はこの10年の間に、 まだ、学生だった頃から、 何かあれば相談に乗って、 食事に連れて行って、 美味しいものを食べさせてあげたり、 ある時は、就活を助けたこともあった。 しかし、 大成功したやつになればなるほど、 有難うのひと言もない。 実に恩知らずな奴らだ。 だからと言って、 私から最近どうしている? なんて連絡などしない。 ひどい場合は連絡しても、 折り返しもないのがほとんどだ。 とまあ、 これだけ書けばひどい奴らに思えるが、 それは違う。 相談があるので会っ