マガジンのカバー画像

巷の猫ちゃんシリーズ

25
巷のそと猫ちゃんとの出会いから感じたことや日々の人間に関する猫目線の考えを想像して書いたエッセイになります
運営しているクリエイター

#想像エッセイ

キロちゃんと私①

キロちゃんと私①

毎回エッセイをチェックしてくれたり、いいねをくれたり、応援の言葉をくれる方々がいて本当に嬉しいです。
ありがとうございます。
これからもエッセイを描き続けていきたいと思います。
*今回からは猫目線のエッセイだけでなく、人間目線の猫に向けたエッセイも書いていきたいと思います。

キロちゃんは

私のことどう思ってるのかな

そもそも

私のこと知ってるかな

覚えてるかな

覚えてたらいいな

私は

もっとみる
巷の猫ちゃん⑨ここからはじまる

巷の猫ちゃん⑨ここからはじまる

こんにちは

高校からの親友に他の高校の人たちも

自分のエッセイを見てくれてると聞いて

ちょっと嬉しい気持ちになりました

今回のテーマは『自決』です

こんな言葉が日本語としてあるかどうかは知りませんが、

このnoteを読んでるのはほぼ人間だと思います

人間ではない生物が読んでいるとしたら興味深いですけど

鬼滅の刃見てて影響されてます、すいません笑笑

本当は僕が好きな猫にも読んでもら

もっとみる
巷の猫ちゃん⑦

巷の猫ちゃん⑦

僕は小道が好きだ

僕みたいな小さい猫でしか通れない

この小道から僕は人間をじっと見つめる

そうすると

人間は毎日服で体を覆って

寒い冬を過ごしている

寒いから人間は他の動物の毛皮を着たりする

僕たちの仲間の毛皮だ

人間は自分たちを守るために

他の動物の毛皮を着ている

僕はそれがこわい

何がこわいって

人間も動物なのに

他の動物から剥ぎ取ったもので暮らすから

しかも

もっとみる
巷の猫ちゃん③僕がここにいる理由

巷の猫ちゃん③僕がここにいる理由

僕は外猫

アパートの下で暮らしてる

お兄ちゃんと一緒だ

暖かい時はスクーターの上で

寒い時は風があまり当たらないところで

僕は存在する

たまにお兄ちゃんやお姉ちゃんが触りにくる

ミルクをくれたり、

液体状の餌をくれたりする

僕のご飯はアパートの一階のおじさんがくれる

キャットフード

あんまり好きじゃないけど

食べるしかないよね

生きれないもん

僕は触られるのも嫌いだ

もっとみる
巷の猫ちゃん⑤僕はそと住みだ

巷の猫ちゃん⑤僕はそと住みだ

僕はそと住みだ

人間からごはんは食べさせてもらえる

でも

人間からもらえるのはごはんだけ

僕をよしよししたり

なでなでをしてもらったことがない

というか僕がそれをほしくないのかもしれない

ほしいのかもしれない

わからない

でも、『だいすき』って言われたいし

人間が消えてく大きい箱の中にも

行ってみたい

そこはそとよりいいところなのかな

ここよりなんかぽかぽかしてるところな

もっとみる