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皆さん、こんにちは。カタリストエージェントの勝田です。
本日は人材紹介の世界でよく話題にのぼるテーマである「企業か? 求職者か?」ということについて考えていきたいと思います。もう少し具体的に言えば、人材紹介を行う上で転職エージェントとして企業と求職者のどちらサイドに立つか?ということです。

どちらが良い、悪いと言う話ではない

最初に誤解がないように私の考えをお伝えしておくと、このテーマには正解はなく、どちらの考え方にも一理あると思っています。特に、両面型のコンサルタントとして活動している私の場合、企業と求職者双方がお客様であるという点から考えてもそこに差がないのは当然の話です。

ただ、あくまでも「考え方」としてどちら寄りかを理解しておくことはコンサルタントとしての自分の強みを認識すること(=同時に弱みを把握すること)につながるのではないかと思っています。

どちらが良い、悪いという話ではありません。その前提に立ってこの先をお読みいただければと思います。

企業寄りとはどういことか?

それでは企業寄りのコンサルタントとはどういうコンサルタントなのでしょうか?

それは、企業の組織課題あるいは求人を起点に行動をスタートしていくコンサルタントです。

具体的には以下のような流れで業務を考えていくケースが該当します。

■企業寄りのコンサルタントの業務の流れ(一般的なケース)
・常に新規企業の開拓や求人の開拓を行う
・既存企業においてもフレッシュな新規求人獲得を目指す
・求人起点に人材のソーシング(スカウト、マッチング)を行う
・案件ベースに面談を実施
・企業へ推薦

   

更に、エグゼクティブクラスなどの採用のケースはこれらを一歩進めて以下のようなアプローチをしていくことも多いでしょう。

・企業の経営や組織課題の把握
・それを解決する人物像のイメージの共有
・それらの人物がいる業界や企業を想定
・求人というより、経営者との相性や会社とのカルチャーフィットを重視
・適切な情報提供の場を提案(面接以外のカジュアル面談、食事会など)

  

ここで重要な点は、企業寄りのコンサルタントは、求人起点で行動し、企業の採用の充足をミッションにしているということです。

これらの考え方を採用している代表的な企業は、私の前職の企業である株式会社ジェイエイシーリクルートメント(JACリクルートメント)です。JACのコンサルタントは両面型の体制をとる人材紹介会社の日本における最大手ですが、1,000名以上のコンサルタントが各業界ごとに専門特化して各担当企業、あるいは担当求人の充足を目指しています。

企業寄りの強みは何か?

このような企業寄りのコンサルタントの強みは何でしょうか?色々なことが考えられるので一概には言えませんが、一つ挙げるとすればそれは不況に強いコンサルタントということです。

人材紹介の求人はある意味当然ですが、企業の景況感に大きく左右し、一部の例外を除けばこの景況感に連動します。その意味で求人が潤沢にある状況(現在はこの状況下にあると言えます)では企業側へのアプローチが弱くても成約を上げていくことが可能です。

一方、不景気になるとこの状況が一変し、いかに求人の獲得ができるかが大きな差となります。これは例えば、リーマンショックなどの時のように世の中の求人がいきなり半分以下になった時の私の経験からも明確に言えます。

今は私が担当する人材業界や不動産業界はもちろん、様々な業界において求人状況は活況と言えますが、今後の世界情勢や世の中の変化、米国を中心とした外資系企業の動きなどに伴い、いつ不景気が来てもおかしくない状況です。

そのことを考えればスキルとしてのこの法人営業力を身につけておくことは大変重要かと思います。

弊社、カタリストエージェントの特徴は?

最後に弊社、カタリストエージェントの特徴は私がリクルート時代は企業側の担当であるRA(リクルーティングアドバイザー)、そして前職企業が先に挙げたJACリクルートメントであることもあり、どちらかというと企業寄りに強みを持っていると言えるかも知れません。

企業、特に経営トップとのリレーション構築や顧客とのネットワークなどについては長年の業界経験から一日の長があると思っております。
是非、転職をお考えの方は弊社への登録や相談をお待ちしております。

以上、今回は「企業か? 求職者か?」というテーマにおいて、企業寄りのケースについて見てきました。次回は、逆のパターンとして求職者寄りのケースを取り上げたいと思います。お楽しみに。

転職・人材採用についてのご相談は是非、お気軽にお問い合わせください。





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