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人材業界の今後の方向性 アナログ編

皆さん、こんにちは。カタリストエージェントの勝田です。
前回の投稿では、人材業界の一つの方向性としてリクルートの「転職は1秒で」に代表されるようなテクノロジーを武器に事業展開を行う例を紹介しました。詳細は下記をご覧下さい。

今回の投稿では、人材業界におけるもう一つの方向性である「アナログ」を重視するケースを見ていきたいと思います。

人材業界におけるアナログとは?

人材業界におけるアナログ重視とは、どういうことを意味しているのでしょうか?それは人材紹介の肝であるマッチングについて考えてみると分かりやすいでしょう。

例えば、「業界・職種・年収・勤務地」などの希望条件をデジタルに判断していくマッチングであれば、人が介在するよりもテクノロジーの力を使った方が今後は益々、効率的であることが考えられます。この場合、より多くの選択肢の中から選べるほど顧客の満足度やマッチングの精度が高くなる傾向があります。
今後、ChatGPTなどのAI技術がこれから益々発展していくことを考えればこの傾向は更に強まっていくでしょう。

これに対して、アナログでのマッチングというのは、単なるスキルや経験の合致のみならず、人の想いや気持ち等の「心」を踏まえたマッチングを指します。もっと言えば、人物の志向性や考え方、価値観などの目に見えない部分を感じ取り、マッチングをしていくことを意味しています。

これらは単純なデジタルマッチングとは違って、

人」が介在することで価値が出る

とも言えます。

つまり、コンサルタントの今までの知見やそれを踏まえたイマジネーションなどの想像力、相手の意向(=気持ち)を読み取る力などが大きく影響してくるのです。

もちろん、このアナログの力が活かされる場面はマッチングだけとは限りません。面談やその後の進捗、面接アドバイスや条件交渉などのあらゆる人材紹介のプロセスにおいて反映されます。

また、このアナログを重視する企業は何も中小企業やブティック系、または個人でやっているような会社だけが取り入れている訳ではありません。
例えば、私の前職企業であるジェイエイシーリクルートメントなどはこのアナログを突き詰めていくということを1000名以上のコンサルタントが実現しようとしています。

テクノロジーとアナログに優劣はない

ただ、注意をして頂きたいことはテクノロージーを志向する企業とアナログで勝負する企業のどちらに優劣があるとか、質が高いサービスを提供できるか、ということではないという点です。
それぞれに向いている顧客(=企業と求職者)ターゲットがありますのでそのこと自体に優劣がある訳ではありませんので誤解なさらないようにして下さい。あくまで会社の戦略の違いということです。

弊社、カタリストエージェントは

それでは弊社、カタリストエージェントはどちらの方向性で行くのか、という点ですが、弊社の人材紹介事業におけるスタンスはアナログで勝負する企業となります。

心をつなぎ、人と企業の未来をつくる

 

こちらが弊社のミッションです。

私は今まで約25年間にわたって人材業界で仕事をしてきました。人材派遣に始まり、求人広告、人材紹介と業界のほぼ全ての領域で営業・コンサルタント・企画・マネジメント等幅広く経験しています。それぞれの業界において注力しているKPIや採用ターゲット、ビジネスモデル等に違いはあるものの一貫して大事だと思っている点はやはり、リアルに「人」を扱っているビジネスだということです。

そしてモノではなく、「人」を扱うということは人の「心」を理解することで初めてうまく行くものだと私は考えています。そして人の「心」はテクノロジーがいくら発展しようとも正確には測れない部分だと考えます。

だからこそ、人材コンサルタントとしてその「心」を理解しようと努力し、顧客に伴走していくことを弊社の行動指針にしています。

これからもしっかりと目の前のお客様と向き合うことで人と企業に新たな「未来」をつくり上げていく為に弊社はこれからも邁進していきます。

転職・採用のご相談はお気軽に弊社までお問い合わせ下さい。


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