コンサルを目指す方必見！有名コンサルティングファームについて簡単に解説します！v3

（ほぼ無料）

コンサルティング業界は今や人気な業種となりました。
この人気は年々増しており、東大生の就職したい企業ランキングでもコンサルファームが上位を占めるうようになりました。

そんな人気のコンサルティング業界ですが、イマイチどのファームがどんな分類で、何をしているのか知られていません。

各ファームの特徴を知らないまま就職した結果、イメージと違った、やりたいことと違った、コンサルとして成長できないなど、これまで失敗談をたくさん聞いてきました。

そこで今回は、各コンサルファームが何をしているのか、どういった立ち位置なのかざっくり理解してもらい、後悔のない就職活動としてもらうべくこのnoteを作成しました。

それなりに有名なコンサルファームをピックアップし、「業界マップ」、「各コンサルティングファームの業務領域」、おまけの「入社難易度」と「コンサルになりたいならここに行け(有料)」の４本立てで紹介します。

是非、コンサルファームへの就職活動にご活用下さい！

情報が古く、異なる箇所はあるかもしれませんので、こんな感じねとざっくり理解いただければと思います。

変更点　v3
・不足していたファームの追加
・余分な会社を削除
・就職難易度削除(元ネタの信憑性がないので)

コンサル業界マップ

有名どころのコンサルファームをまとめました。
戦略、総合、シンクタンク、IT・ベンダー、中小経営、新興・スタートアップの6分類に分けています。
この6分類は就職活動でも併願する方が多く、区分の容易なFASや人事・組織などは今回除外しました。
(FASや監査、人事・組織などの専門ファームは私がよく知らない)

この6分類でも、戦略、シンクタンク、総合、IT・ベンダーファームについては大手企業、官公庁などを大きな組織をクライアントとしています。
一方、中小経営ファームについては中小企業やベンチャー企業をクライアントとしています。
ターゲットが異なる点まずはじめに理解いただければと思います。

それではマップを細かく見ると、
戦略ファームは「外資戦略」と「国内戦略」に分けています。
外資戦略ファームには、ローランド・ベルガー(RB)、アーサー・D・リトル(ADL)などがあります。
総合ファームを「グローバル総合」と「国内総合(デジタル)」に分けています。
「グローバル総合」はアクセンチュアやBig4が該当します。

次に「国内総合」にはあえて(デジタル)を付けています。
(デジタル)を付けている理由としては、ITやデジタル領域の案件が中心だからです。昨今のDX需要で伸びている企業でもあります。

国内コンサルティングファーム

コンサル業界マップを国内に絞りました。
さらに細分化、問い合わせの多いファーム数社を追加しています。

・国内戦略
ドリームインキュベーター(DI)とコーポレイトディレクション(CDI)があります。
DIは、ほぼペット保険会社。。。

・デジタル系シンクタンク
NRI(野村総合研究所)、MRI(三菱総合研究所)、DIR(大和総研)

ITを使ったコンサルティングやSIerとしての機能を持ったシンクタンクになります。

・メーカ系ーシンクタンク
NTTデータ経営研究所、富士通総研

大手メーカーが母体のシンクタンクになります。
母体が獲得した案件を支援する役割の案件の割合が高いです。
母体の企業には逆らえない感じです。。。

・金融系シンクタンク
三菱UFJリサーチ＆コンサルティング、日本総研(SMBC)、みずほリサーチ＆テクノロジーズ

銀行が母体のシンクタンクになります。
各銀行のシステム管理、開発、マネジメント、研究開発を担っています。

・メーカー系総合
アビームコンサルティング(NEC)、クニエ(NTT、NTTデータ)、日立コンサルティング、Ridgelinez(富士通)

母体がメーカーの総合ファームになります。
母体が獲得した案件を中心にコンサルティングを行ってるのが特徴です。
特にクニエと日立コンサルティングは母体から発注を受けて、母体の下請けとして案件に入っていることが多い印象です。
それに比べるとアビームは単独で案件を取得しているケースが多く、母体のNECからは独立している印象があります。
Ridgelinezは新しくてわからないです。(おそらく母体発注)

・独立系総合
ベイカレント・コンサルティング、シグマクシス、MSOL、LTS、REVAMP、レイヤーズコンサルティングなど

独自路線を貫くコンサルティングファームとして認知されています。
ITやPMO特化したり、組織体系が特殊であったりとこれまで紹介したコンサルティングファームとは異なる印象です。
ベイカレント、シグマクシス、MSOL、LTSについてはコンサルティングファームとしては少ない上場企業になります。

ベイカレントについては別のnoteで取り上げています。

・IT/ベンダー系
フューチャーアーキテクト、ウルシステムズ、TIS、シンプレクス

ITコンサルティング会社 兼 SIerのようなコンサルティングファームです。
IT案件の上流から設計開発、運用保守まで幅広く対応しています。

・中小経営
山田コンサルティング、船井総研、タナベ経営、P&Eディレクションズ、経営共創基盤

中小経営ファームについては中小企業やベンチャー企業をクライアントとしているのが大きな特徴。
大手企業向けコンサルよりも1件の売り上げが小さいため、複数社を兼務し業務を行っています。そのため残業が多く、大手向けファームに比べ1件当たりの売上が小さいことから給与も低い印象です。
しかし、中小企業ではありますが経営者と関わることができる点が大変魅力的です。
この中でも、P&Eディレクションズ、経営共創基盤については戦略が強みになっています。

・新興/スタートアップ/ベンチャー
リブ・コンサルティング、イグニッションポイント、ビックツリーテクノロジーコンサルティング、イントループ、ライズ・コンサルティング・グループ、ビジョン・コンサルティングなど

設立新しいベンチャーコンサルです。
この中だと、リブ・コンサルティングは中堅企業やメガベンチャーをターゲットにしたコンサルティングを得意としている点が特徴的です。強みがある点では他ベンチャーコンサルと差別化できています。
他はサブコンや、人材派遣会社っぽさがあります。要確認

ベイカレトのモデルを継承したベンチャーのベイカレクローンについては別のnoteにまとめています。こちらも是非！

各コンサルティングファームの業務領域

各コンサルティングファームが何をしているかイメージしてもらうため、業務領域を作成しました。
詳細は各ファームに確認願いたいですが、概ねこんな感じだと思ってください。
※中小経営ファーム、新興/スタートアップ/ベンチャーファームはスコープがズレるので除外

・戦略ファーム
戦略の策定や戦略の提案など、なぜやるのか、何をする必要があるのか決めることが戦略ファームの役割になります。
そして近年、実行計画や実行支援、管理などにも事業領域を拡大しています。

・総合ファーム
総合ファームは「アクセンチュア」、「Big4」、「国内総合(デジタル)」の３つに分割しています。

「アクセンチュア」の特徴は、戦略からシステム開発、運用保守などのオペレーションまで一気通貫で対応できる点です。システム開発や運用保守ができる点では、アクセンチュアはSIerとも言われています。

続いて「Big4」は戦略から実行支援、管理までを業務領域に対応します。
システム開発はしない点がアクセンチュアとは大きな違いになります。
戦略は戦略部隊が担いますので、Big4で戦略をやるには戦略部隊に入る必要があります。

「国内総合(デジタル)」は戦略よりは、実行計画や実行支援、管理を強みとしており、在籍しているコンサルタントのほとんどがそれらの業務を行っています。
戦略領域もありますが数は少ないので、戦略に関われるのはほんの一握りコンサルタントになります。

・シンクタンク
シンクタンクについてはファームによって業務領域が大きく異なるので、詳しくはファームに確認しましょう。
代表例のNRIは、戦略からシステム開発、運用保守まで一気通貫で対応しており、アクセンチュアともよく競合します。
また銀行系であれば、銀行システム周辺の業務が中心となります。

・IT系
IT系は、施策の立案からシステム開発、運用保守まで対応するなど、システムを中心とした業務になります。
そのため、実行支援や管理、開発、運用保守などのオペレーションを強みとしています。
在籍しているコンサルタントはITコンサルタントが中心です。

各ファームのボリュームゾーン

〇の部分が各ファームのボリュームゾーンになります。
所属するコンサルタントのほとんどが〇の部分の業務を行っています。

○が無い部分について、戦略策定のように一部コンサルしかできないことや、ファームとしてあまり力を入れていないことだと思っていただければと思います。

質問箱も開設しています！
https://querie.me/user/consul_free_n

最後におまけの「コンサルになりたいならここに行け」は以下です。
私が思うファームのランキングを作成しています。
ちなみに当たり障りのない内容ですので、興味ある方のみご覧ください。
皆さんの期待する内容は書いていません。
※本スライドのPDF付き